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「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

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  今日のテーマは 東京海上HDの「株式」 です
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東京海上HDほか、大手損保社の株式に関し、各種データを調査してみました。


外国人持ち株比率(2014年3月末)については、3メガ損保の場合、次のとおりです。
東京海上とSJNKが僅差となっていますが、外国人持ち株比率が40%を超えている
状況は、「安定株主」の観点からは、少し懸念がありそうです。


 東京海上  42.7%
 SJNK  43.3%
 MS&AD 39.1%


また、個人投資家の比率は次のとおりです。

 東京海上  13.2%
 SJNK  12.0%
 MS&AD 11.9%


個人投資家も、上記同様、日経平均動向や、利益確定に向けた売買等が頻繁に
行なわれると思いますので、「安定株主」にはなりにくいですが、株価上昇局面
では、強い味方になると思われます。

では、3メガ損保の中で、1ポイント以上開きがあるのはなぜでしょうか。


やはり、東京海上が愚直に継続している、個人投資家向けIR活動が奏功して
いるように思えます。
http://ir.tokiomarinehd.com/ja/Kojin.html


直近では、9/17に個人投資家向け説明会が開催され、多くの投資家を集めたようです。
当日の模様や、説明会の内容はこちらで確認できます。

http://www.irtimes.com/movie/d14579.html



また、東京海上の筆頭大株主といえば、「日本マスタートラスト信託銀行」です。
http://www.mastertrust.co.jp/business/summary.html


訊きなれない会社かもしれませんが、日本マスタートラスト信託銀行は、
有価証券の保管や管理事務を行う資産管理業務に特化する銀行(信託銀行)です。

主要株主には、日本を代表する金融機関が連なっています。

三菱UFJ信託銀行 46.5%
日本生命保険 33.5%
明治安田生命保険 10.0%
農中信託銀行 10.0%


このような、銀行、生保のガリバーが出資している資産管理会社が、大株主として
君臨しているわけですが、これも、日本固有の株式の持ち合いの名残なのかもしれません。

参考までに、他損保の筆頭大株主は・・・

 SJNKは、ステイトストリートバンク アンド トラスト という外資系の信託銀行です。
 MS&ADは、トヨタ自動車となっています。

各社の特徴が株主にも反映していますね。



さらに、収益性の観点からは、

東京海上の 2014年3月末の経常利益は、4,166,130百万、純利益は184,114百万。
経常利益率は8%、純利益率は42.1%となっています。

http://ke.kabupro.jp/xbrl/8766.htm


SJNKは、経常利益3,008,339百万に対し、純利益は、44,169百万。
経常利益率は5.8%、純利益率は1.3%となっています。

http://ke.kabupro.jp/xbrl/8630.htm


MS&ADは、4,362,754百万に対し、純利益は93,451百万。
経常利益率は1.1%、純利益率は11.8%となっています。

http://ke.kabupro.jp/xbrl/8725.htm


額・率ともに、利益性では、群を抜いて、東京海上HDがトップであることがわかります。

また上記URLでは、各社の四半期ベースの、利益と利益率が確認できます。
東京海上は巡航速度で安定的である一方で、他の2メガは乱高下しています。

このあたりの安定性が、東京海上の株価や時価総額の相対的優位な位置にあることの
裏付けになるのでしょうか。



株主や、決算等に関する情報は、こちらのURLから確認できます。
ご参考です。

東京海上
http://www.kabupro.jp/code/8766.htm

NKSJ
http://www.kabupro.jp/code/8630.htm

MS&AD
http://www.kabupro.jp/code/8725.htm



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