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「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

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  今日のテーマは 東京海上日動あんしん生命の「新たなスタート」 です
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今月、東京海上日動あんしん生命は、東京海上日動フィナンシャル生命保険と合併し、
新会社としてスタートしました。


両社がこれまで培ってきたノウハウを1社に結集し、「お客様本位の生命保険事業」を
より一層推進することに加え、経営の効率化や保有契約の万全な管理、財務の健全性の
維持に努め、東京海上グループの国内生命保険事業の持続的な成長を目指すようです。


東京海上日動フィナンシャルの前身である、スカンディア生命保険は、スウェーデンに
本拠を置く北欧最大の保険会社であるスカンディア・インシュアランス・カンパニーの
100%出資の日本法人でした。スカンディアの日本市場撤退にともない東京海上日動が
スカンディア生命の全株式を譲り受け、現在に至っています。


同社の沿革は次のとおりです。

2004年2月1日 :スカンディア・インシュアランス・カンパニー・リミテッドから
東京海上日動火災保険へ発行済全株式を譲渡
2004年4月1日 :東京海上日動火災保険からミレアHD(現東京海上HD)へ発行済
全株式を譲渡すると共に現社名に変更
2008年3月1日 :本社を東京都品川区大崎二丁目のThinkPark Towerに移転
2012年7月1日 :全保険商品の新規取り扱いを休止
2012年8月13日: 本社を東京都杉並区上荻一丁目のインテグラルタワーに移転
2014年10月1日 :東京海上日動あんしん生命保険に吸収合併され解散


かつては、銀行窓販による変額個人年金保険の販売額は日本トップクラスの水準でしたが、
2012年7月より新規の販売は休止していました。


「異次元発」(三菱東京UFJ銀行 で販売)
「ベストシナリオ」(みずほ銀行で販売)
「三味一体」(三菱東京UFJ銀行 、三菱UFJ信託銀行で販売)
「とどくんですプラス」(りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行で販売)
「グッドニュース供廖併旭羹四Э託銀行、金融機関、全国独立系代理店で販売)
「As You Like」(三菱東京UFJ銀行 で販売)
「ねんきん新世代」(金融機関、全国独立系代理店で販売)


東京海上HDのERM経営により、市場環境変動によるリスク量を勘案し、新規販売を
ストップしたわけです。

東京海上日動あんしん生命も、固定給付型の年金保険の新規販売を停止したことがあります。

金利市場の趨勢を踏まえ、将来のリスク量を踏まえた、英断ではあるものの、
保険代理店である銀行側や、その銀行と対峙している営業現場はやるせない思いだったの
ではないでしょうか。


「年金保険」においては、東京海上グル―プは、他の保険グループとは異なり、常に
苦渋の決断を迫られていました。経営理念や、リスク管理方針に則った経営判断による
ものだと思います。

吉と出るか、凶と出るかは、10年後なのかもしれません。
その時、他の保険グループは、昨今販売した年金保険の逆ザヤにより、財務が毀損し、
場合によっては倒産の危機に境遇するかもしれません。


そのような将来の危険を予測し、的確な判断が今後も求められます。

過去販売した変動年金契約が、あんしん生命に移管、保全するわけですが、この時限爆弾
を適切に扱い、未発のまま、変額年金以外の生保事業を拡大することで、グループ利益に
貢献することが至上命題です。

同業のMS&ADグループは、変額年金ビジネスを積極展開し、また、既存大手生保も同様です。

変額年金ビジネスにおけるスタンスが、経営戦略のかじ取りに大きく影響しています。
今後の展開が楽しみです。
変額年金ビジネスは、金の卵なのでしょうか。その答えも10年後にはわかるかもしれません。


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