■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」(サンプル)
「東京海上」解体新書 (サンプル)

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

__________________________
 今日のテーマは 東京海上日動の「ダイバーシティ経営企業100選」 です
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

東京海上日動の「ダイバーシティ経営企業100選」についてです。


東京海上日動は、経済産業省主催の「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞しました。

「ダイバーシティ経営企業100選」とは、多様な人材の積極的活用に向けた動きの加速化
を図ることを目的として、経済産業省が「ダイバーシティ経営によって企業価値向上を果した企業」
を選定・表彰するものです。


東京海上日動は、母性保護や育児支援制度の充実、社員全員の役割の変革を通して多くの女性社員が
活躍し続けている点、障がい者雇用の推進やノーマライゼーション意識の向上等の取り組みが評価され、
今回の受賞にいたったようです。




経済産業省は、この「ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)を平成24年度から実施
しています。

日本がデフレ経済から「価値創造」経済へと転換を図っていくためには、女性、外国人、高齢者、
障がい者を含め、一人一人が能力を最大限発揮して価値創造に参画していくことが必要です。


しかしながら、一部の先進的な企業を除き、多くの日本企業では、多様な人材の積極的活用に向けての
動きは鈍いのが現状であり、ダイバーシティ推進に向けた各社の自発的な取組を後押しし、そうした動き
を加速化させることを大命題です。


こうした観点から、経済産業省は、様々な規模・業種の企業における「ダイバーシティ経営」への積極的
な取組を「経済成長に貢献する経営力」として評価し、ベストプラクティスとして発信することで、
ダイバーシティ推進のすそ野を広げることを目的として、「ダイバーシティ経営企業100選」事業を実施
しています。


ところで、ダイバーシティ経営とはなんでしょうか。


「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、
価値創造につなげている経営」と、経済産業省は定義しています。


「多様な人材」とは、性別、年齢、国籍、障がいの有無などだけでなく、キャリアや働き方などの多様性
も含むとしています。


「能力」には、多様な人材それぞれの持つ潜在的な能力や特性などをさしているようです。


「イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」とは、組織内の個々の人材がその特性をいかし、
いきいきと働くことの出来る環境を整えることによって、「自由な発想」が生まれ、新しい商品やサービス
などの開発につなげる、ということのようです。



つまり、「ダイバーシティ経営」は、個々の企業が置かれた市場環境や技術構造の中で競争優位を築くため
に必要な人材活用戦略です。

福利厚生やCSR(企業の社会的責任)としてではなく、あくまでも経営戦略の一環として、自社の競争力強化
という目的意識を持って戦略的に進めることが重要で、ダイバーシティ経営が求められる背景には、グローバル化
をはじめとする市場環境の変化もあります。

こうした変化は、企業にとって、競争環境の変化や不確実性を加速するとともに、ステークホルダーの多様化を
もたらします。

そうした中、企業は、以下のような対応を求められるのではないでしょうか。

●多様化する顧客ニーズを的確に捉え、新たな収益機会を取り込むためのイノベーションを生み出すこと。


●急激な環境変化に柔軟かつ能動的に対応し、リスクをビジネス上の機会として捉え機動的に対処すること。


●国内外の投資家からも、「持続可能性」(サステナビリティー)のある投資先として信頼されることなど。
 

こうした社会の要請に対応するための経営戦略として、事業展開に不可欠な多様な価値観を有する幅広い層の
人材を確保し、その能力を最大限発揮してもらうことで、イノベーションの創出等、価値創造につなげる
「ダイバーシティ経営」が求められるのではないでしょうか。

これは、これからの時代に企業が勝ち残るための、いわば「標準装備」ともいえるかもしれません。



これからの日本企業が競争力を高めていくために、必要かつ有効な戦略といえます。



また、ダイバーシティ経営の成果としては、経営戦略を実現するうえで不可欠な多様な人材を確保し、
そうした多様な人材が意欲的に仕事に取り組める職場風土や働き方の仕組みを整備することを通じて、
適材適所を実現し、その能力を最大限発揮させることにより「経営上の成果」につなげること大切です。



経済産業省の定義では、経営上の成果を4つに区分しています。


.廛蹈瀬トイノベーション
 
 対価を得る製品・サービス自体を新たに開発したり、改良を加えたりするもの
 (多様な人材が異なる分野の知識、経験、価値観を持ち寄ることで、「新しい発想」が生まれます。)


▲廛蹈札好ぅ離戞璽轡腑鵝
 製品・サービスを開発、製造、販売するための手段を新たに開発したり、改良を加えたりするもの
 (多様な人材が能力を発揮できる働き方を追求することで、効率性や創造性が高まります。)


3暗評価の向上:
 顧客満足度の向上、社会的認知度の向上など
 (多様な人材を活用していること、及びそこから生まれる成果によって、顧客や市場などからの評価が高
  まります。)


た場内の効果:
 従業員のモチベーション向上や職場環境の改善など
 (自身の能力を発揮できる環境が整備されることでモチベーションが高まり、また、働きがいのある職場
  に変化していきます。)


上記うち、,鉢△蓮企業の収益・業績に直結しうる「直接的効果」をもたらすものであり、とい蓮
企業の収益・業績に「間接的効果」をもたらすものとされています。


また、ダイバーシティ経営には、多様な人材の確保、定着、能力発揮などのために様々な取り組みが含まれるので、
その過程において、 銑い寮果が複合的にあらわれてくるともいわれています。



東京海上の表彰のポイントは、「女性営業担当者の活躍が業績に貢献。女性社員発案の「ちょいのり保険」等新商品
が大ヒット」のようです。上記 銑い乏催する取り組みですね。


また、損保ジャパンも「女性中心の営業店やバイネームの女性の登用・育成で新のサービス産業への進化を目指す」や
あいおいニッセイ同和も「保険金支払部門では事故解決率1.4倍、営業部門では火災保険・自賠責分野で大幅増収」
ということで、100選を受賞しています。


損害保険業界全体が、ダイバーシティ経営を求め、底上げを図ってもらいたいです。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」では、損保会社特集が終了したこととに伴い、今週から1週間分の業界ニュースをピックアップした「まるごと損保業界ニュース」をはじめました。
多忙を極めて新聞・雑誌等を読む時間のない方にオススメします。