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「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

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  今日のテーマは 東京海上日動の「思う:自動車保険100周年」篇 です
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東京海上日動の「思う:自動車保険100周年」篇についてです。


東京海上日動は、企業CM「人を思う」シリーズ第3弾「思う:自動車保険100周年」篇
の放送開始を開始しました。
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/campaign2013/auto/jidousya100/index.html


本CM は、日本初の自動車保険が誕生して、今年で100 周年を迎えることをテーマとし、
これまでも、これからも変わることのない「人とクルマの毎日を安心なものにしたい」という
東京海上日動の強い「思い」をお伝えています。

内容としては、今から100 年前、日本にまだクルマが1000 台ほどしか走っていなかった頃を
題材としています。

ある日突然、父が当時まだ珍しかった自動車を買ってきます。
初めて見る自動車に驚く娘。馬車でも人力車でもない見慣れない乗り物に興味を持ちつつも、
娘は少し不安を感じています。

そして翌日、自動車で出掛けようとする父に対し娘は・・・。

大正時代と現代、それぞれの父と娘。
「時代が変わっても大切な人を思う気持ちは変わらない」というエピソードとともに、
東京海上日動から日本初の自動車保険が誕生して100 周年を迎えるという事実と、
これまでも、これからも変わることのない「人とクルマの毎日を安心なものにしたい」という
同社の強い「思い」が込められています。

見ごたえのある作品です。ぜひご高覧ください。



さて、以前も話題にしましたが、東京海上日動がここまで来るのには、様々な歴史があった
のではないでしょうか。


今では、携帯電話で、1日だけの自動車保険にワンコインで加入できる時代になりました。
100年前に自動車保険を開発した東京海上の社員にとっては想像もつかない世界なのでは
ないでしょうか。

戦後の高度成長期にかけて日本の自動車保有台数は飛躍的に増加しましたが、当時は
自動車の急増に対して、交通インフラや、各種取締り、ドライバーの運転技術・意識が
追いつかず、交通事故が頻発、「交通戦争」といった言葉も生まれたそうです。


また、急激なモータリゼーションは、日本人の生活の中の豊かさや利便性の享受
といった反面で、大気汚染、騒音、交通渋滞といった社会問題も引き起こしました。


昭和30年には被害者救済を目的とした世界にも類をみない「自賠責保険制度」がスタートし、
平行して自動車保険の普及も順調に伸びていきましたが、それ以上にモータリゼーション
により自動車事故の多発、人権意識の向上に伴う賠償水準の上昇やインフレによる修理費
の高騰等により、自賠責・自動車保険ともに収支の悪化と料率改定といったサイクルを
繰り返すような時代を経験してきました。


今の自動車保険のシェアで、損保ジャパン(旧安田火災)が強いのは、その当時、
大手損保社が自動車保険の損害率に腰が引け、積極販売をしていなかった中、
旧安田火災はここぞとばかり、自動車保険の販売に注力したことが、自動車保険、
自賠責保険に強い所以だそうです。

また、損保業界としては、無事故へのインセンティブならびに保険料負担の公平性の観点
から自動車保険においてリスク実態に基づく割増・割引の導入、業界ベースで適切な
損害査定を行うための人材育成を目的とした「自動車保険研修センター」の設立や
事故時の利便性を高める仕組みとしての「示談代行」、「一括払い」の導入といった
環境変化や時代の要請に応えて様々な取組みをおこなってきました。


さらに、自由化以降では、東京海上が、自らの過失分も含めて人身事故による損害を補填する
「人身傷害保険」という画期的な特約も開発し、他方で、被害者救済の観点からは、
政府保障事業や国や保険会社による被害者救済・自動車事故防止事業への拠出といったこと
も実施されてきました。

社会の成熟と同時並行で、自動車保険の歴史も積み上げられてきたようです。

今では自動車保険は、約3兆円市場となりましたが、その生む素地を作ったのは、東京海上です。

当時も今も、自動車保険にかけるあくなき情熱は色あせることなく、後世に引き継がれている
のではないでしょうか。今後も率先垂範で、自動車保険の利便性を高める開発をしてもらい
たいです。

大手自動車メーカーやグーグルなどのIT系企業がこぞって自動運転化の実験を進めています。
自動運転=無事故の社会が到来したとき、自動車保険はどのような形で残っているのでしょうか・・・。

東京海上日動なら、新たな保険市場を開拓するのではないでしょうか。


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