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「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

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  今日のテーマは 東京海上日動システムズの「IT総合賞」です
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東京海上日動システムズの「IT総合賞」についてです。


公益社団法人企業情報化協会(通称:IT協会)が今年度のIT賞受賞企業を発表しました。
平成25年度は、IT総合賞に東京海上日動火災保険(東京海上日動システムズと共同受賞)、
野村證券の2社が受賞したほか計16社の企業が各賞を受賞したようです。


東京海上日動/東京海上日動システムズが受賞した「IT総合賞」は最高賞です。


東京海上日動と、東京海上日動システムズは、スマートデバイスを活用し、保険を販売する
代理店の業務プロセスを改革したということが評価されたようです。


同社が評価され点は、販売代理店が所有するデバイスを活用したこと。


スマートデバイスの普及が先行していることを考慮し、東京海上日動はデバイスを配布せず、
代理店の持つデバイスを利用できるようにした。多様なOSやデバイスに対応できるよう、
アプリの開発にはHTML5を用いたようです。


セキュリティ面では、センター側にデータを吸い上げ、デバイスにはデータを残さないよう
にするなど工夫しました。また、このプロジェクトは基幹システムにも影響する大規模な
システム再構築であり、システム部門の技術伝承や、人材育成も狙ったとのことです。


損保ビジネスは、重要な顧客との接点は保険会社そのものではなく、代理店が担っているます。
東京海上日動は、その顧客接点のプロセスにスマート端末(タブレットとスマートフォン)を
導入して、契約一覧の画面表示による契約内容の確認作業の即時化、契約手続きのペーパーレス化、
カメラ撮影や画像保存機能の活用などを実現しました。
この点は、他の損害保険会社には実現できていないことです。損保ジャパン、三井住友海上が、
合併や機能別再編に力を注いでいる一方で、東京海上日動は、自社のインフラ改良、代理店の
業務改革に着手していたのですね。



具体的には、契約のペーパーレス化などによって書類作成業務など従来の煩瑣な代理店業務を
効率化し、その時間を顧客とのコミュニケーションの強化に使うことができるようになるなど、
様々な面から、業務の品質向上を達成したことが評価されたようです。



スマート端末は代理店が自身で購入しますが、そこに搭載される様々なアプリケーションは
保険会社側で作成。従来のシステムでは保険会社が主体にシステムを構築・提供してきましたが、
個人や社会に広がったスマート端末を逆に保険ビジネスに取り込もうという着想によるものです。


なお、契約行為や契約一覧などの保険基幹のシステムまでスマート端末でアクセスできるように
するためには、厳重な情報保護の仕組みが必要ですが、スマート端末側にはデータを残さず、
センター側にすべてのデータを吸い上げることで情報漏えいリスクの低減化に配慮したとのこと。
HTML5を採用してマルチOS対応に切り替えて、代理店の端末採用の自由度を高めています。



こうした発想の新鮮さも高く評価され、IT総合賞を授与されたようです。。


ほかにも受賞した企業は15社ありますが、損保会社がITの点で評価されたわけですから、
これはとても誇らしいことでしょう。

http://it.impressbm.co.jp/files/5303/zu01_s.jpg


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