■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」(サンプル)
「東京海上」解体新書 (サンプル)

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

__________________________________
  今日のテーマは 東京海上日動システムズの「横塚裕志氏」です
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


東京海上日動システムズの「横塚裕志氏」についてです。


東京海上日動火災保険は、2004年の合併以降、システム投資に600億円超をかけ、
「抜本改革」を進めてきました。その内容は、全国4万6000の代理店のオンライン化
にはじまり、契約情報のクラウドへの集約、商品のシンプル化などに対応し、
年間約100億円のコスト効果を生み出しているそうです。


このプロジェクトを推進していたのは、当初は東京海上火災保険のIT企画部長、
そして、東京海上日動システムズの社長就任していた横塚裕志氏でした。


同氏は、「SEよ 大志を抱こう」「SEを鍛える 開講横塚塾」と、3年半にわたり
日経コンピュータのコラムを執筆してきた人でもあります。

一貫して、SEの働き方を変えようと説いていました。
それが日本企業のイノベーションに必要なことであり、SE自身も仕事にやりがい
を持てると信じるからだそうです。


また、最近では、日経BP社が主催の「マーケティングリーダーを養成する
デジタル時代のCMO養成塾【第3期】」の講師としても活躍されています。

この養成塾の講義では、「ビッグデータ」というキーワードに象徴されるように
それぞれの企業に眠っている様々な形式の膨大なデータ、つまり社内の資産を、
顧客との関係改善などマーケティング分野にうまく活かせていないことに、
課題提起し、組織の壁や基礎知識不足といった現状の課題を整理しながら、
その具体的な解決策を探っていく内容のようです。


保険会社のシステム部門としての経験が長いだけに、顧客管理をどのように
マーケティングに活用するのか、どの保険会社も悩んでいることに対して、
実務経験などを踏まえた、説得力ある講義をしていただけるのでしょう。
このような方(つまり人財)がいることも東京海上グループにとっては、
とてもありがたいことであり、一流企業の証拠なのではないでしょうか。


〔参考〕
横塚氏のインタビュー記事はこちら

http://www.sbbit.jp/article/cont1/25586
http://www-06.ibm.com/ibm/jp/provision/no75/pdf/75_interview1.pdf
http://diamond.jp/articles/-/17054



話は変わりますが、この横塚氏を生んだ東京海上日動システムズの現社長が
同社HP上で発信しているメッセージは次のとおりです。



「モバイル技術の進展は、IOT(Internet Of Things)等
 の新たな革新をもたらし、スマートフォン、タブレット等の機器を普及させ、
 クラウドやソーシャルなど個人がITを活用する環境を充実させています。
 今、インターネットの普及期に勝るとも劣らない大変化が起こりつつあります。

 この大変化を活かして、お客様接点を分かりやすい快適なものにし、プロセス
 を迅速で、即時完結が出来るものにしていくこと。東京海上日動システムズが
 これまでにも増して活躍できる時代がやってきました。

 東京海上日動システムズは、2004年の合併により、東京海上日動火災を中心
 とした東京海上グループのIT戦略を支える中核企業として、誕生しました。
 「技術に心を乗せて世界中にお届けします」という企業コンセプトのもと、
 業務分析からビジネスプロセスの構築、幅広いソリューションの提案によって
 最適なシステムをつくり上げ、安定稼働させることをミッションとしています。
 システムのライフサイクル全体を通したトータルサービスを提供できる優位性
 を活かし、ビジネス戦略の策定からお客様と共に取り組み、お客様のビジネス
 に高い価値を創造する“バリューパートナー”になることを目指しています。

 そして、そのビジネスに関わる全ての人に、「ありがとう」と喜んでいただける
 ITサービスの提供にこれからも尽力していきます」



次に、ライバル会社のMS&ADシステムズの現社長メッセージ・・・


「MS&ADシステムズに求められていること。
 それは、世界トップ水準の保険金融グループである「MS&ADインシュアランス
  グループ」で唯一のシステム専門会社として、グループ各社のビジネスをシステム
 で支え、グループの発展に貢献することです。

 そのために当社は、ITプロフェッショナル集団として、創造性とチャレンジ精神
 溢れる働きを追求する会社でありたいと考えています。

 ビジネスにとってシステムは、今や「道具」ではなく「武器」です。
 いかにビジネス戦略に有効なシステムを提供できるか、いかに武器となるシステムを
 増やせるか、当社の役割は重要です。もちろん、同じグループであってもビジネス
 戦略は保険事業会社ごとに異なり、そこにあるIT戦略も異なります。

 誰のためのシステムであるか、常に考え行動し、挑戦を繰り返します。妥協せずに
 誠実な対応で高品質なサービスを提供する。その姿勢は当社の譲れない部分であり、
 それによってグループ各社からの信頼を高めていきます。

 当社はいま、大きな飛躍のチャンスを迎えています。
 数年にわたり、グループの中核損保会社である「三井住友海上」と「あいおいニッ
 セイ同和損保」のシステムインフラ共通化に向け、システム統合プロジェクトに
 総力を挙げて取り組んできました。いよいよ本年度から運用を開始します。
 このビッグプロジェクトを完遂することで社員一人ひとりがたくましく成長を遂げ、
 仲間と磨きあって出来たチームワークが当社の強みとなるはずです。

 これからも全社員が『お客さま第一』『誠実』『チームワーク』『革新』『プロ
 フェッショナル』を大切に、誇りと自信を持ち成長していきます。 」



前者は、顧客目線のコメントであり、後者はどちらかというと内側の目線のように感じます。

損保グループの一員なので、グループ内会社のシステム改革が大切なことではあるのは理解
できますが、やはり、「誰を顧客としておこなうビジネスなのか」を常に意識して、
システム部門としてやれることを最大限やりきることが重要なのではないでしょうか。


そんなDNA・社風が、横塚氏が同社の顧問になっていても、しっかりと受け継がれている
ことがすばらしいことだと思います。


今後の東京海上グループのIT戦略はどのような展開をにらんでいるのでしょうか。。。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」では、損保会社特集が終了したこととに伴い、今週から1週間分の業界ニュースをピックアップした「まるごと損保業界ニュース」をはじめました。
多忙を極めて新聞・雑誌等を読む時間のない方にオススメします。