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「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

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  今日のテーマは 東京海上日動の「企業CM『人を思う』シリーズです
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東京海上日動の「企業CM『人を思う』シリーズについてです。


東京海上日動の「企業CM『人を思う』シリーズの第2弾として、
「思う:チーム・エキスパート」篇を放映開始しました。

このCMは、契約者のドライブのそばにいつも寄り添い、万が一の事故の際、
「チーム・エキスパートの解決力」をもって事故対応にあたることと、同社の
「人を思う」姿勢を伝えることに主眼を置いた内容になっています。


具体的には、毎朝、自宅から15 キロ離れた高校まで、娘を車で送って行く父親
の心情を表現しています。

父親が話しかけても、思春期の娘の返事は素っ気無く、静かで単調なドライブ
が毎日続き、やがて季節は流れて3 月になり、娘の卒業式の日を迎えます。

父と娘のかけがえのない3 年間のストーリーを通して、万が一の事故の際、
「チーム・エキスパートの解決力」をもって事故対応にあることをメッセージ
として伝えています。


※エキスパートチームとは、全国の損害サービススタッフ・保険代理店を中心
 として、損害調査員(アジャスター)や顧問弁護士・全国各地の顧問医など
 の各分野のエキスパートを束ねたチームと定義しています。


動画はこちらをご覧ください。
(少しグッときます)
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/cm/cm12/cm12_tv60.html


この「人を思う」シリーズは、同社の契約者対応・商品開発・事故対応サービス・
CSR 活動等の事業活動において共通する「人を思う」姿勢をさまざまな角度から
伝えるシリーズだと説明されています。
※ちなみに、第1 弾は「思う:ジュニアスイマー」篇です。



この東海日動社の企業CMは経営学的にいうと、「コーポレートコミュニケーション」
と呼ばれています。


つまり、企業が社会との相互コミュニケーションを成立させるものとして、結果として
「良い評価」「良いイメージ」が培われることを目的とした活動のことです。


具体的には、そもそも保険会社は「保険を売る会社」である前に「社会の公器である企業」
という自覚を持たなければなりませんが、コーポレートコミュニケーション活動を実践
するということは、社会との相互コミュニケーションの成立の助力もありますが、直接的
には、商品や事業に対応する取引において、良い評価、良いイメージが持たれるように
することが主たる目的になっています。

この活動には、

●企業理念の伝達から日々の顧客の応対
●発信した情報がどのように受け止められ、どのように企業評価が変化しているのかの確認

のふたつが含まれています。


具体的な活動ベースに落とし込んでみると・・・


1.顧客との取引以外でのコミュニケーション機会を持つ

2.顧客の活動の補助を行う

3.顧客に利益をもたらす仕組みを作る

4.顧客が必要とする情報を継続的に提供する


といった活動が考えられます。


これらは、企業理念や方向性、技術の先端性や顧客に対する意識などを伝達し、事実の
正確な認識と理解を生み出します。


これらの活動を通じた顧客との相互理解は、顧客のニーズが今まで以上に保険商品開発
やリスクコンサルティング等の提案力に反映させることが可能です。

また、何よりもより企業ブランドの醸成のための大きな手掛かりとなるとも考えられます。


ブランドは、顧客に対して一定の価値を提供していること示すもので、顧客にとっては
信頼の証となるものです。ブランドは育てるのが難しい一方で、一度育つと貴重な経営
資源となります。


ブランドのいくつかの種類がありますが、典型的なものとしては・・・


「コーポレートブランド」は、会社名そのもののブランドです。
例えば、トヨタやリッツカールトンなどは会社名そのものがブランドとして認知されています。


「商品ブランド」は商品に付与されているブランドです。
例えば、ウィンドウズやウォークマンなどが挙げられます。


また、ブランドには提供する保険会社側と提供された契約者側の双方にもたらす機能が
あります。


●保険会社(提供する側)の機能
 ・ロイヤリティーの醸成機能(○○だから買う)
 ・保険料の妥当性を示す機能(○○だから値段が高い)
 ・競合に対する参入障壁を築ける機能(○○ブランドには簡単には勝てない)


●契約者(提供される側)の機能
 ・自己表現の手段となる機能(○○社の保険商品に加入している)
 ・品質保証の機能(○○社の保険だから安心、何かあったら○○社は誠実な対応を
  してくれるという安心をもたらす)



保険会社は、単なる保険商品やサービス機能の説明だけでなく、その保険を買ったり、
サービスを受けたりすることで、ライフスタイルがどのように豊かになるのかという
ことにまで踏み込んだメッセージを送ることで、ブランドが浸透していくようになります。


つまり、保険に加入することの対価である「安心」をどのようにアピールするかが重要
なのではないでしょうか。




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