■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」(サンプル)
「東京海上」解体新書 (サンプル)
【20代向け】厳選ビジネス書マラソン(サンプル)
【立身出世を目指す方向け】厳選ビジネス書マラソン(サンプル)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「損保業界」と「発展途上国」を結ぶ会の事務局です。

__________________________________
  今日のテーマは 東京海上日動のカーボン・ニュートラル です
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

東京海上日動の「カーボン・ニュートラル」についてです。

東京海上日動は、2009年度に引き続き、2010年度の国内事業活動においても「カーボン・ニュートラル」
を実現しましたそうです。

同社はマングローブ植林を軸に、カーボン・ニュートラルをした取り組みは、国内外において類を見ない
ユニークな取り組みと評されていますが、社会の公器として、環境活動に注力することはとても良いこと
なのではないでしょうか。


東京海上日動は、2007年より「カーボン・ニュートラル」の実現・環境負荷削減に向けて、以下の4つ
を推進してきたそうです。

1.省エネ・エネルギー効率化の推進
2.グリーン電力等の自然エネルギーの利用
3.カーボン・クレジット(排出権)の償却
4.マングローブ植林によるCO2排出量の吸収・固定

その結果として、2009年度の国内事業活動で「カーボン・ニュートラル」を実現し、一方、2010年度に
おいては、従来のカーボン・クレジット(排出権)の償却等によらず、マングローブ植林※によるCO2の
吸収・固定効果のみにより「カーボン・ニュートラル」を実現したとのことです。

※マングローブ植林事業については、創立120周年記念事業の一つとして1999年に開始し、2011年3月末
 までに、東南アジア・インド・南太平洋フィジーの計7ヶ国で6,824ヘクタール (東京ドーム約1,459個
 分)の植林を実施。
(マングローブ林は、CO2 を吸収し固定することによる地球温暖化の防止・軽減効果があるほか、商業的
 な漁獲高の増大、嵐による被害の軽減等の経済効果があるそうです)


「カーボン・ニュートラル」という言葉は新聞などで目にすることはありますが、具体的に何を指して
いるでしょうか。よくわからないという方もいると思いますので、少し解説させていただきます。


たとえば、自然界で植物や森林などに吸収される二酸化炭素(CO2)の量を「A」とします。
一方、どこかの地域などでCO2が排出された量を「B」とする。

A=Bとなったとき、CO2の排出量の収支はゼロということで、どちらにもバイアスがかからない状態となり
ます。それを「中立」と考え、カーボンニュートラルと呼んでいます。

 
「カーボンニュートラル」の「カーボン(炭素)」は、主に二酸化炭素(CO2)の排出量を意味します。

 
具体的な例で説明します。

小学校の授業で習いましたが、植物は太陽エネルギーなどを利用して、植物の体内でCO2から組織を
生成するための光合成を行って成長します。その際、体内に取り込むCO2は大気に含まれているものです。


その植物を燃やしたりすると、光合成で貯め込んだ二酸化炭素を空気中に排出します。
しかし排出される炭素は元々、大気中に存在していたものですので、炭素の排出量に関しては収支はゼロ
(=ニュートラル)とみなします。

 
これが「カーボンニュートラル」の概念といわれています。
(元々は京都議定書などで地球温暖化ガスの排出量削減に「CO2の森林吸収」を算入する議論との兼ね合いで、
 広く利用されるようになったそうです)


この「カーボンニュートラル」に対して、CO2の排出量が吸収量より多い状態を「カーボンネガティブ」、
少ない状態を「カーボンマイナス」と呼びます。


「カーボンマイナス」は、欧米では「カーボンポジティブ」とされるそうですが、日本では「カーボン
マイナス」が使われることが多いです。
(東京都では2016年の夏季オリンピック招致活動をきっかけに、環境負荷の少ない都市づくりを目指す
プロジェクトを「カーボンマイナス東京プロジェクト」と命名した経緯があります)

 
CO2を削減するためには、自然界の森林資源を保全し、人間による植林活動などによって、排出量より
吸収量を増やす「カーボンマイナス」であることが重要になりますが、CO2の排出量は増え続けているのが
現実です。つまり、「カーボンネガティブ」な状態にあるのが現状です。


そのため、国や社会は企業や国民に対して、まず「カーボンニュートラル」を実現して、CO2の排出量を
削減していくことを求めています。


東京海上日動は地味な活動ではありますが、社会貢献という宿命を、業界のリーディングカンパニー
として着実に実践しています。利益が生まれていない損保会社は、このような取り組みに注力できない
のではないでしょうか。できたとしても形だけで、本質的なものではない取り組みにとどまっている
ような気がします。


社会貢献事業は、非競争領域ではあるものの、その企業の知名度アップやブランド醸成など、様々な
効果があります。特にグローバル企業を目指す企業は、日本のような単一国家はめずらしく、宗教や
文化、言語なども複数存在する複合国家で活躍することが必至です。


全方位外交の経営モデルを確立することが、グローバルに活躍することの必須条件になるのではない
でしょうか。



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」では、損保会社特集が終了したこととに伴い、今週から1週間分の業界ニュースをピックアップした「まるごと損保業界ニュース」をはじめました。
多忙を極めて新聞・雑誌等を読む時間のない方にオススメします。

興味がある方はこちらからお申し込みください
メルマガサンプルはこちらです
メルマガ読者の感想はこちらです
バックナンバーはこちらです