■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」(サンプル)
「東京海上」解体新書 (サンプル)
【20代向け】厳選ビジネス書マラソン(サンプル)
【立身出世を目指す方向け】厳選ビジネス書マラソン(サンプル)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

<本日の対象記事(日刊工業新聞 3/11『損保ジャパンと日本興亜、自動車・火災保険を統合』>

 損保ジャパンと日本興亜損害保険は、2012年10月から自動車保険と火災保険を統合する。
今年4月に両社がNKSJホールディングスを設立し経営統合することに伴う合理化策の一環で、
保険料を構成する付加保険料はそれまでの商品と比べて引き下がる見通し。順次統合する種目を
広げ、13年度末までに全商品を共通化する。

 損保ジャパン、日本興亜損害保険両社の社長が日刊工業新聞のインタビューに同時に応じて
明らかにした。両社が提供する自動車保険と火災保険について、12年10月始期の契約から、
保険契約の基本部分となる主契約を同一にする。

 特約の違いは残る見通し。関連する事務やシステムを共通化し合理化を進める。このため、
保険料のうち保険会社の事業費に相当する「付加保険料」は、それまで個社が扱う商品に
比べて少なくできる見通しだ。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

NKSJが画期的な商品を発売するようですね。

ここ最近の画期的な商品といえば、東京海上日動が発売した「超保険」ではないでしょうか。
商品を立て切りするのではなく、補償ごとに横切りして、無駄な保険料を排除して、適切な
補償と保険料を実現するという近代の保険業界においては画期的な商品だと感じました。

各社追随するかと思いきや、何処の会社も追随せず・・・。
(理由は、商品を開発するためのシステム開発に相当のコストがかかるためだと言われています)

保険会社の商品の本質は「約款」です。
約款を作り上げ、その約款で謳っている「補償」を「保険料」という経済的価値で評価する。

保険料は「純保険料」と「付加保険料」とに分けられます。
この二つを足したものが、消費者に対して提示される「保険料」となりますが、保険会社では
厳密に使い分けられています。

「純保険料率」は事故が発生したときに保険会社が支払う保険金にあてられるものです。

「付加保険料率」は損害の調査や契約の事務処理や保険会社運営に費やす費用等にあてられる
「社費」、および保険会社が保険契約の引き受け業務を行う代理店に対して支払う「代理店
手数料」で構成されています。

これらの保険料率は、過去の保険データや経費データをもとに、科学的・工学的手法を用いて
計算されています。

NKSJが発売する新商品の保険料は、このように統計データから計算できますが、商品や
事務の根幹となるシステム部分の開発は相当の時間とお金、そして智慧が必要になると
思います。

火災保険と自動車保険という、モノに対する補償と、人・モノに対する賠償という商品を
一本化することは、コンセプト自体は「超保険」に通じるものがありますが、
今回は、統合2社の両商品を一本化します。両社の商品は、保険料も違えば、約款も違います。
この両社の商品をベースに、火災と自動車を一本化するということは神業ともいえるかもしれません。
特に、NKSJは対等合併に近いですので、どちらかに片寄せするわけにもいきませんので、
商品企画段階で相当の困難が予想されますね。

ただ、損保の寡占化が進み、顧客に利益還元するためには、商品のあり方を抜本的に見直す
必要があると思いますので、NKSJの商品戦略には今後注目していきたいですね。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」では、損保会社特集が終了したこととに伴い、今週から1週間分の業界ニュースをピックアップした「まるごと損保業界ニュース」をはじめました。
多忙を極めて新聞・雑誌等を読む時間のない方にオススメします。

興味がある方はこちらからお申し込みください
メルマガサンプルはこちらです
メルマガ読者の感想はこちらです
バックナンバーはこちらです