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<本日の対象記事(時事通信1/22「三井住友海上、北京に支店開設=日系損保で初」>

 三井住友海上火災保険は22日、中国・北京市に支店を開設したと発表した。
北京支店開設は日系の損害保険会社としては初めて。中国・華北地域の中心都市に営業拠点を
置くことで、中国でのサービス体制の充実を図る。

(日経新聞サイトからの転載)

三井住友海上火災保険株式会社(社長:江頭 敏明)が全額出資する中国現地法人「三井
住友海上火災保険(中国)有限公司」は、1月22日に北京支店を開業しました。
北京支店は、2009年5月に中国保険監督管理委員会より設立内認可を受けて開業準備を
行っておりましたが、1月8日付で開業認可を受け、正式開業に至ったものです。
この結果、首都北京では日系保険会社として初めての営業拠点の開設となり、北京市全域の
お客様に直接サービスの提供が可能となりました。また、あわせて当社中国現地法人が、
上海(本社)、広東(支店)、北京(支店)と華東・華南・華北の3大地域の中心都市に
営業拠点を有することとなり、外資系保険会社においてトップクラスのネットワークを
構築することができました。今後も、順次、営業地域を拡充してお客様サービス体制の充実
に努めてまいります。


■中国現地法人 北京支店の概要
 1.名称:三井住友海上火災保険(中国)有限公司 北京支店
 2.設置予定地:北京市朝陽区東三環北路5号北京発展大厦1601室
 3.従業員数:約30名


■中国現地法人の概要
 1.社名:三井住友海上火災保険(中国)有限公司
 2.設立認可取得:2007年7月23日(現法化以前は支店として2001年5月に開業)
 3.董事長(会長)兼総経理(社長):南 喜一郎
 4.資本金:5億元(約75億円)
 5.本社所在地:上海市浦東新区世紀大道100号(上海環球金融中心34階)
 6.従業員数:約290名
 7.他の支店:広東支店(広州市天河区天河北路233号中信広場5903B−05室)



先日の朝日新聞の記事によれば、三井住友海上火災保険は中国の生損保大手の中国太平洋保険集団
に約6500万ドル(約58億円)を出資する方針を固めたそうです。中国太平洋保険が1月中に
予定している香港株式市場での上場に合わせ、新規発行株式の一部を引き受ける予定とのこと。
出資比率は0.15%程度で、両社は04年から損保事業で事業提携していることもあり、三井
住友海上は出資で関係強化を図っていくようです。

参考までに、中国太平洋保険は、年間保険料収入が約6千億円。中国市場で損保2位、生保3位の
売り上げ規模を持つ大手で、最近香港株式市場に上場しました。

東海海上ホールディングスやNKSJホールディングスもこぞって中国市場に進出していますが
なぜここまで中国市場を重視しているのでしょうか。やはり国内市場の縮小に伴い、代替となる
市場を探さざるを得ないのでしょう。

では、今後の中国市場の見通しですが、経済全般で言うと、

中国国家統計局の調べによると、08年のGDPを、これまで公表していた30兆670億元
から31兆4045億元に約4.4%上方修正しました。

(09年度の実績は国際通貨基金(IMF)が来年4月に09年のドル建てGDPの各国比較を
発表する見通しとなっていますね)

そして、GDP伸び率も9.0%から9.6%への上昇に修正しました。

換算時点の為替相場にもよるが、これにより、中国はドル建てGDPが09年か10年には日本
を抜き、世界第2位の経済大国に浮上する可能性があると言われています。また、現在の人民元
の水準は実質購買力よりだいぶ安い水準での設定のため、もしこれが適正なレート設定であれば、
すでに08年から日本を抜いているとも言われています。

中国は「世界の工場」ともいわれ、巨大な消費市場として、その市場の潜在力により、国内外から
の注目を集めていますが、日系含む外資系損保会社がこぞって力を入れ始めているのは自動車販売
台数の急伸もその一つですね。

中国市場における09年の新車販売台数は1300万台を上回り、米国を抜き世界最大の市場と
なりましたので。参考までに携帯電話契約件数は、既に7億件を突破しているそうです。

トヨタ、ホンダ、日産が中国市場に参入し、それに連なり自動車部品メーカーも参入します。
日本の70年代のモータリゼーションを髣髴させるような、中国市場の盛り上がりを日系損保も
無視はできないのだと思います。

なぜなら、今の日本の損害保険会社の序列は、70年代のモータリゼーションの中、自動車保険
がまだ「新種保険」と扱われていた時期ですが、このリスク量が不明な自動車保険の引受を果敢に
行なったか、慎重に引き受けていたか、または全く引き受けていなかったのか、の経営判断により
出来上がったものです。

例えば、安田火災(現損保ジャパン)などは、火災保険に強い会社で定評がありますが、その当時
新種保険である自動車保険の引受実績を伸ばすことに注力したことで、業界2位の位置を確実に
したという話も聞いています。

つまり、損保会社は「歴史は繰り返す」ということが分っているはずですので、中国の損保市場
の拡大時期に先行投資するのは明白ですね。

三井住友海上は中国市場でNo.2の外資系損保になったそうですが、今後の各社の競争が
楽しみです。
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