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過去、 「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」で案内したメルマガを転載しています。


<本日の対象記事(日経新聞11/19「損保大手6社、収入保険料2.7%減 4〜9月期」>


 東京海上ホールディングスなど損害保険大手6社は19日、2009年4〜9月期決算を発表した。
景気低迷で自動車保険や火災保険の不振が続き、売上高に相当する正味収入保険料の合計額は3兆4403億円と前年同期比2.7%減少した。世界的な金融危機の収束に加え、自然災害による保険金支払いが少なかったことなどで損益は全社で改善したものの、保険販売の不振という厳しい状況が続いている。
 正味収入保険料は6社中5社が減収となった。全体のほぼ半分を占める自動車保険の収入保険料は合計で1兆6182億円で1.4%減少。ニッセイ同和損害保険を除く5社が減収となった。大半の大手損保は自動車保険の保険料を昨春以降、値上げしている。しかし、保有台数の減少や自動車の小型化による保険料単価の下落が著しく、「値上げしても(減収ピッチに)追いつかない」。


大手損害保険会社の中間決算が発表されました。
リーマンショックの影響も多少癒え、マクロ環境の影響で正味収入保険料は減ったものの、台風などの自然災害が少なかった結果、各社増益した模様です。
しかしながら、記憶に新しい10月以降の台風災害の影響は下期決算に必ず影響してくるはずですから、予断は許さない状況なのではないでしょうか。


ところで、大手6社の09年度中間決算を見比べて、特筆すべきは以下の点でしょうか。


1.ニッセイ同和社の正味保険料の増収率は▲0.5%ですが、その他の会社は▲5%〜▲6%。

2.損保ジャパンは正味保険金額が急増(前期比約13%増)で、正味損害率も唯一70%台。 (これには特殊要因がありそうです)

3.正味事業費率では、各社が前期比1%前後のアップに対して、東京海上日動社は▲2%。その結果、コンバインドレシオでも大手社で唯一、東海日動社のみ100%を切る。

4.一方、コンバインドレシオでは、損害率が急騰した損保ジャパンが108.8%と突出。その他の会社も100%越え。

5.保険引受利益(保険の本業での利益)は、ニッセイ同和社を除いて黒字を確保。

6.中間純利益では、三井住友海上のみ前期比減となるが、そのほかは増益。特に、東海日動社は約360億円増加。

各社の決算資料のURLを以下に掲載しますので是非、一読してみてください。

■東京海上ホールディングス 平成22年3月期第2四半期決算発表
http://ir.tokiomarinehd.com/ja/TmhdStockAnnounce.html

■三井住友海上グループホールディングス 2009年度 第2四半期決算発表
http://www.msig.com/ir/library/earnings/index.html

■損保ジャパン 平成22年3月期 第2四半期決算短信について
http://www.sompo-japan.co.jp/news/20091119.html

■あいおい損保 平成22年3月期 第2四半期決算短信
http://www.ioi-sonpo.co.jp/corporate/news/pdf/2009/20091119.pdf

■日本興亜損保 平成22年3月期 第2四半期決算短信
http://www.nipponkoa.co.jp/c_profile/Profile/2009/2009_2q_tanshin.pdf

■ニッセイ同和損保 平成22年3月期 第2四半期決算短信
http://www.nissaydowa.co.jp/stockholder/cs0002.html


今回のメルマガでは時期的にも旬な話題である会計の重要性をお伝えしたいと思います。


今や「プロの経営者の時代」といわれています。これは中小企業経営だけではなく、
損害保険会社のような大企業も同様です。
損保で言えば、損保経営のプロとプロがぶつかり合い、熾烈な企業間競争を繰り広げ、その競合に負けた方が倒産や経営危機に陥ったり、経営統合で吸収される立場に追い込まれます。

これは避けて通れない競争の中で、いかなる相手と戦っても、必ず勝つ力を奪い、それを維持する努力を企業は続けなければなりません。保険自由化が始まって以来、大変な時代に対応する経営は、改善と変革の創造の努力なくしては、到底競合に勝ち抜くことは至難です。
そして、経営者頼みだけでもダメで、社員もその大変さに気付き、危機感を共有する必要があります。

そのためには、まず、己れをしっかりと知ることから始めるべきで、それが財務諸表を読むことであり、それを読み解くために財務会計の知識を習得する必要があります。


「経営」とは何か、を考えると、その先には「経営者の理念」や「その考え方」が見えてくると言われています。

※「決算」とは何か、を考えると、それは「経営の結果であり、次へのスタートである」という ことを言っていたMBAの教授がいました。

「決算書」とは何か・・・自社の通信簿であり、自社の予言書である。
なぜならば、決算書の数字は「経営者の考え方(経営方針)に則った行動の結果」だからとMBAの教授は言っていました。
もっと青臭く表現すると、決算書は「経営者の一年間のドラマ」とも言えるそうです。

決算書の中には、経営の課題と解決への方策と次なる目標が経営者の経営能力を信じて記されているとも言われています。このあたりは現に、保険代理店経営をしている方であれば、想像しやすいのではないでしょうか。


それでは、「経営者(企業)のドラマ」とは何でしょうか。


管理人は「成功と失敗に至るプロセス」と捉えています。

保険商品の開発に成功、海外事業におけるM&Aの成功、統合・合併の成功、売上増加による利益増加、等々。成功にはそれなりの経営努力が必要です。また、成功するということは、経営の指揮をとった経営者の考え方が正しかったことを証明することになります。一方で、失敗にもそれなりの理由があります。そこで、損害保険会社の経営において失敗に至らない為には、少なくとも

・元受保険料の増減に注目し、各施策の成否検証を実行する
・経費支出の増大の原因を分析し、改善策を講じる
・保険引受利益の増減の原因を究明し、減要因を探り対策を講じる
・投資は結果だけではなくプロセスにも着目し、常に問題がないか探る


過去に破綻した損害保険会社のケースを基に考えてみましたが、これらを素人なりにも、平社員時代から自分なりに分析することが肝要なのだと考えています。

昔から「商売は才覚と算用」といって、知恵と数字が尊重されてきましたが、これは損害保険会社の商売においても一緒です。


「会計・英語・コンピューターはビジネスパースンに必須のスキルである」


こう言われるようになってから十数年が経過しました。
しかし会計を学ぶのはあくまで手段であって目的ではありません。
会計自体を学ぶことに意味はなく、会計を使って何かを学ぶことに意味があると考えています。
「会計・決算書から何が読み取れるのか」については、実際に企業の決算書を用いつつ、企業戦略がどう数字に反映されるかについて分析しながら学ぶことが大切です。
まずは、自社や他社の決算書を斜め読みし、その後に、会計関係の本を片手に、じっくり読み直して見ると、力が付くと思います。損保講座などで開講している「損保会計」も勉強ツールの一つですね。

営業や損害調査一辺倒ではなく、少し視野を広げるには会計を学ぶことをオススメします。


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