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4月1日に損保各社の入社式が行なわれました。
各社長、冒頭、東日本大震災について触れています。
そのなかでも、三井住友海上の柄澤社長と損保ジャパンの櫻田社長は被災地に
お見舞いに行かれた際のエピソードに触れています。
トップ自らが被災地入りし、何を求められ、何を実行すればいいのかを考え、
そして損害保険会社としての社会的使命を痛感することで、今回の震災における
対応力・姿勢は変わってくるのでしょう。

顧客視点の行動を社員に意識付けるためには、トップの明確なメッセージや意思
が大切です。営利会社といえども、被災地の復興を第一に考え、現時点で、
事業利益は追求しない姿勢が自社の持続的成長につながるのではないでしょうか。

以下に5社の社長メッセージを転載しますが、どこの会社の社長メッセージが
新入社員の心に響くのでしょうか・・・。長文ですが、お時間あるときに、
読んでください。

また、先日、NKSJホールディングの社長は、損保ジャパンと日本興亜の合併
の可能性に言及したのに対して、日本興亜の社長は、入社式の訓示で
「1プラットフォーム・2ブランド」を強調し、合併を間接的に否定しています。
この辺のドラマも興味深いものがあります。


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三井住友海上の社長メッセージです。
(同社HPからの転載です)

<入社おめでとう>皆さん、入社おめでとう。

<東北関東大震災>まず最初に、3月11日に発生した東北関東大震災で、亡くなられた方々のご冥福を祈り、皆さんと一緒に1分間の黙祷をささげたいと思います。
<私たちの使命>今回の大地震は、まさに未曽有の大災害で、各地に甚大な被害をもたらしました。皆さん方の先輩社員は、震災が発生した3月11日から、一日も早い被災地の復興に、損害保険会社として少しでも役立ちたい、被災されたお客さまに少しでも安心していただきたい、という熱い思いで、被災地のみならず、全国の社員が昼夜を問わず、懸命の努力を続けています。「一人は万人のために、万人は一人のために」、これは保険の本質を表した言葉ですが、今日の状況こそ、損害保険の存在意義を踏まえ、私たちが使命を果たすべき時です。

私は、先日、仙台、石巻を中心とする被災地に行ってきました。大津波に全てをのみこまれた被災地は、とても言葉では言い表せない状況でした。そして、実際に被災された社員や代理店の方の話を聞いた時、胸の内からこみ上げてくるものに、堪えることができませんでした。その中に、昨年入社したばかりの女性社員がいました。皆さんの先輩です。彼女は、地震が発生した当時、支社のビル内で勤務していました。尋常ではない揺れとその後に襲ってきた大津波に、何とか高台まで逃れましたが、大津波がどんどんと街を飲み込む音が、いまでも耳から離れないと語ってくれました。彼女は、多くの方が亡くなられたことを知って、自分の命が残ったことを何日も何日も考えたといいます。そして、「普段の生活が、いろんなことに恵まれていること。生きるということは、一生懸命にならないとできないこと」に思いが至った時、ようやく少しだけ前向きになれたそうです。今、彼女は、必死に、代理店、お客さま対応をしています。そんな彼女の言葉です。「自分が生かされた命を、今自分のできること、会社の使命を果たすことに生かしたい」皆さんも、この言葉の持つ意味を是非考えて見てください。被災地の復興には、まだまだ長い道のりが必要です。本日から、三井住友海上の一員となった皆さんも、一日も早い復興のために一緒に努力をしていただきたいと思います。

<「5つのバリュー」を行動の指針に>
さて、本日、全国で433名の若い皆さんを、私たち三井住友海上の新たな仲間に迎えたことを、こころから歓迎します。そして本日から、三井住友海上の一員となる皆さんに、是非胸に刻んでいただきたいことをお話します。それは、当社社員が共有する「5つのバリュー」です。常日頃から、このバリューを胸に刻み、そして壁にぶつかったとき、このバリューに立ち返ってもらいたいと思います。

一つ目は、「お客さま第一」です。企業は、お客さまに認められ、喜ばれる、商品・サービスを提供していくことが、その存在意義であり、そのために、常にお客さまのことを考える姿勢が必要となります。また、保険商品は目に見えないものであるため、お客さまも、ご自身のニ-ズに気づかないことが多くあります。その意味では、ただお客さまの意見を「お伺いする」だけでなく、お客さまの気づいていないニーズに応えるという、深い意味での「お客さま第一」を目指し、そのニーズを掘り起こすための力を身につけてください。

二つ目は、「誠実」です。あたりまえに聞こえるかもしれませんが、社員の一人ひとりが常に「誠実に努力する」ことが、企業としての信頼を支える上で、きわめて重要です。ビジネスの局面だけでなく、私生活も含めた広い意味で当社社員として「誠実」であることを心がけてください。

三つ目は「チームワーク」です。損害保険事業は、代理店、お客さま、事故に遭遇した契約者、被害者など、社内外のたくさんの方とかかわる仕事です。様々な方と、しっかりした信頼関係を構築し、「チーム」として仕事を進めていくことが重要であり、周りに広がるチームの大きさがその人の仕事の実力と言っても過言ではないでしょう。相手の個性・人格を尊重し、真摯に向き合うこと、そして、常に自分から明るくコミュニケーションをとることを実践すれば、きっと皆さんの回りに皆さんなりのチーム、チームワークというものができてくるでしょう。

四つ目は「革新」です。変化のスピードが速く、何が起きるかわからない、不透明で厳しいこの時代を生き抜き、その中で成長していくためには、企業も常に「革新」を行っていく必要があります。皆さん、まずは基本をしっかり身につけることが大前提となりますが、そのうえで是非、「自ら考え」「自分なりの工夫をする」ということを常に心がけていただきたいと思います。そして、当社の革新を進める大きな力となってください。

最後は「プロフェッショナル」です。「プロフェッショナル」という言葉の語源は「プロフェスprofess」という動詞であり、「倫理を守ることを宣誓する」という意味を持っています。真の「プロフェッショナル」となるために、知識・技術だけでなく、常に自分の仕事の本質を見つめ、追及するという、高い倫理観と、それを継続し続けるという、「意思の力」を身につけてください。今申し上げた「5つのバリュー」は必ず、胸に刻み、常に自らを振り返る指針としてください。
そして、「5つのバリュー」を実践するための「実力」を、日々の業務と、自己研鑽の中で身につけていただきたいと思います。

<社員が最大の財産>
私は社長として約束します。皆さんが入社した三井住友海上は、社員が最大の財産であると考え、その個性を大切にします。また、先輩たちは、皆さん方のチャレンジ、成長を温かく見守り、時には厳しく後押しをしてくれます。皆さんは是非「自分らしく」その持てる力を思う存分発揮し、三井住友海上の社員としての大きな一歩を踏み出してください。

当社は、昨年4月にあいおい損保、ニッセイ同和損保との経営統合を果たし、国内最大の損保グループとなりました。そして、今まさに、当社・当グループとしての真価が問われています。お客さまに喜んでいただける商品・サービスを提供していくこと、迅速で適切な保険金支払いで、お客さまに満足いただける企業になること。成長著しいアジアをはじめとする海外事業で、世界のグローバルプレイヤーと伍していける実力を付けていくこと。こうした目標に向け、常にポジティブに物事を捉え、絶え間ない成長に向けて、社員一人ひとりが、立ち止まらず、チャレンジしていく。これが、当社が目指すべき姿です。入社式に臨んでいる皆さんの真摯な、そして熱い思いが、私たち三井住友海上に大きな力をあたえてくれることを期待しています。

最後にもう一度、お祝いの言葉で締めくくりたいと思います。入社おめでとう。そして、ともに三井住友海上の未来を切り拓いていきましょう。


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東京海上日動の社長メッセージ(概要)です。
(同社HPからの転載です)

皆さん、入社おめでとうございます。
皆さんの入社を心から歓迎します。
今日という日は、社会人としての第一歩を踏み出す大きな節目となる日です。今まで、皆さんを支えてきてくれた人たちに感謝の念を持つとともに、今感じているこの緊張感を、そして新しいことに挑戦しようという意欲や情熱を忘れずに持ち続けて下さい。

東日本大震災について

3 月11 日に発生した地震、津波により、東北地方を中心として広範囲に甚大な被害が発生し、広い地域で日々の生活に大きな支障が出ています。被害にあわれた全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
同時に、自らも被災者でありながら、様々な困難・不自由の中、不眠不休で復興に向け尽力している現地社員、代理店、全国から支えてくれている社員、グループ会社の社員そして家族の方々に心より感謝申し上げたい。
リスクを想定し、これに備える「保険」は社会にとって、個人にとって必要不可欠な存在です。お客様に「安心」と安全」を提供することを使命とする東京海上グループにおいて、大震災の中でも、いかに迅速かつ的確にお客様への対応ができるか、正に保険会社としての真価が問われています。グループの一員となる皆さんも含め、心を一つにして、我々の存在意義を十分に噛み締めながら、それぞれの立場で被災地のお客様、代理店、社員、家族の皆さんを支えていきましょう。

環境認識について

昨年の4 月に「国内損保業界の再編」があり、2 つの大きなグループが新たに誕生しました。背景には、「国内保険マーケットの縮小」や「損害率の上昇」といった厳しい環境変化があり、損保各社は「事業の効率化」と「収益の確保」という命題を突きつけられています。
東京海上グループでは、収益改善に向けて国内損保事業の業務プロセスの抜本改革を行うと共に、多様化するニーズやリスクに対応するための「グローバルなリスク分散」を目的に、欧米やアジアなど、他社に先んじて海外展開を積極的に進めています。
当社は損保、生保、海外というグループの総合力を結集し、「お客様から『品質』で選ばれ成長し続けるグローバル企業」を目指しています。皆さんが活躍できるフィールドは、グループ全体・世界中に広がっています。是非、若さを武器に、失敗を恐れず、チャレンジし続けて欲しい。

求める3 つのキーワード
皆さんに、社会人として、当社の社員として、これから仕事をしていく上で意識しておいてもらいたいことを3 つお伝えします。
1 つ目は、「仕事の目的は何か?」を良く考えて欲しいというものです。「目的を考えて行う」ことには、自身の意思が存在するため、得られるパフォーマンスが格段に違ってきます。どのような業務においても常に「なぜ?何のために?」と問いかけることを忘れないで欲しい。こうした問いの積み重ねが、ひいては当社の経営理念の実現につながっていきます。
2 つ目は、「主体性」です。自ら考えたことを、「自ら発信し、自ら行動する」というレベルまで深化させてもらいたい。「自ら考えたことを周りに発信し、相談し、大いに議論して、堂々と行動する」そのような社員であって欲しいと思います。50 年、100 年経っても、当社が今以上に成長し、社会に必要とされる存在であるためには、「主体的に行動する社員」が鍵だと考えています。
3 つ目は、「コミュニケーション」です。簡単なことのように思えますが、組織が大きくなればなるほど難しいことです。携帯電話やインターネット等のITツールを介した皆さんのコミュニケーション技術を活かしつつも、とことん「対面・生の人と人とのコミュニケーション」を大切にして下さい。

最後に
皆さんはこれからの長い人生の中で、貴重な多くの時間を当社の社員として過ごします。私はその時間が「皆さんにとって充実し、活き活きと活躍できるものでなければならない」と思っています。
自分にとって、組織の中で働くことの意味、価値、基軸、目指す姿は何か?
この会社は何の為に存在するのか?
何を大切にしている会社なのか?
ぜひ一緒に考え、それぞれの「思い」を日々の行動の場で実践して下さい。
未曾有の災害に直面し、「私たちが大切にする人たち」が、今、本当に苦しく、辛い状況にあります。明治12 年の創業以来、当社グループは幾多の天変地異、戦争等、様々な困難を乗り越えてきました。今回の戦後最大の災害も、社員の皆さんと力を合わせて乗り越えられると確信しています。東京海上グループの力を結集して、力の限り、お客様に「安心」と「安全」を着実に、心をこめてお届けしていきましょう。
そして、東京海上グループで働いていて本当に良かったと思える会社を、多くの仲間と学び成長し、社会に貢献でき、自分の人生は充実していると心から思えるような会社を、皆さんと一緒に創っていきたい。今回の震災の中で、自らの役割に誠心誠意取り組んでくれている全国の社員を見て、心から誇りに思っています。
自己開発に励み、自分の仕事に「誇り」と「責任」と「情熱」を持ち続けて下さい。皆さんの若い力に大いに期待しています。


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損保ジャパンの社長メッセージです。
(同社HPからの転載です)

はじめに
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって被害を受けられた皆さまに心からお見舞い申し上げます。

1.損保ジャパンの「挑むDNA」(お客さま評価日本一)

損保ジャパンは、1888年に日本で初めての火災保険会社「東京火災」として誕生し、今年で創業123年目を迎えます。この東京火災の私設消防組は、火事が起きるとお客さまのご自宅に駆けつけ、命がけで消防活動をしていました。
ここに損保ジャパンの原点があると考えています。「お客さまの期待を上回る行動を誇りとする」こと、そして「既成概念にとらわれずに、困難の先にある新しいことにチャレンジする」こと、これらはまさに災害現場に真っ先に駆けつけて消火にあたる「火消し」の精神を源流として形成された損保ジャパンのDNAです。
東北地方太平洋沖地震による被害は甚大であり、この未曾有の災害への対応は、
損保ジャパンにとっても創業以来最大の試練になります。損保ジャパンは保険金をいち早くお支払いさせていただくため、現在被災地区の12か所に災害対策本部・対策室を立ち上げ、全国から社員を現地へ派遣しています。
また、私は地震発生4日後の3月15日に宮城県を訪問し、被災地の方々が今何を求めているのかについて把握し、必要な指示を出しました。
今後はさらに1000人を超える応援体制とする準備をしており、損保ジャパンは
123年間受け継がれてきた「挑むDNA」をもって、まさに全社員が被災されたお客さまへの対応を進めているといえます。

2.「損害保険3グループ時代」の環境認識

2010年4月に損保ジャパンは日本興亜損害保険株式会社と経営統合し、共同持株会社「NKSJホールディングス株式会社」を設立しました。
国内損害保険市場は、大手3グループでマーケットシェアの約9割を占める「損害保険3グループ時代」となり、文字通り大競争時代に入りました。
我々は成長を求めて、国内生命保険事業の取組強化、海外保険事業への積極的な投資を進めると同時に、損保ジャパンだけでも1200万人いらっしゃるお客さまにご満足いただける「サービス産業」への転換を目指します。

3.皆さんに期待すること

損保ジャパンが目指す「お客さま評価日本一」を実現するためには、「人材力」が最大の要素となります。
2010年7月には、「求める人材像」として「お客さま中心」「チャレンジ」「執念」「チームワーク」「コンプライアンス」の5つを掲げました。
皆さんには「求める人材像」を常に意識し、「人材力日本一の企業グループ実現」への原動力となることを期待します。
社会人としてスタートするにあたって大切なことは、仕事にやりがいを感じるかどうかは、仕事の内容ではなく、皆さん自身の「積極的な心の態度」で決まるということです。困難な問題へのチャレンジやそれに伴う失敗は自身を大きく成長させる機会と前向きにとらえ、克服するための努力を繰り返すことが皆さんを人間として成長させることになります。会社人生は、皆さん自身の「積極的な心の態度」で変わることを忘れずにいてください。

おわりに

本日から社会人として会社生活をスタートさせる皆さんひとりひとりが、仕事を通じて自らを大きく成長させることを心から願って、私の歓迎のメッセージとします。



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あいおいニッセイ同和の社長メッセージです。
(同社HPからの転載です)

本日、晴れの入社式を迎えられた皆さん、本当におめでとうございます。総勢250名もの多くのフレッシュな新入社員の方々を迎えることができ大変嬉しく思います。
あいおいニッセイ同和損保およびグループの役職員を代表して入社にあたり歓迎の辞を述べたいと思います。

<東北関東大震災について>

皆さんご存知の通り、3月11日にマグニチュード9.0と世界でも最大級の地震が発生し、我々の仲間である社員・代理店に加え、本日入社の新入社員の方にも多くの被害をもたらしました。また、今日もなお、被災地での避難所生活を続けている方が大勢いらっしゃいます。被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。本日入社された皆さん、ご家族の方の中には、「このような大震災を受けて、会社は大丈夫だろうか?」とご心配されている方も多いと思います。

損害保険会社は、こうした巨大災害に備え異常危険準備金という「いざという時に備えた積立金」を十分に確保しています。また、今回の危機に際し、世界各国から心強い支援の申し出が相次いだことと同じく、損害保険の世界においても、グローバルにリスクを負担し支えあう「再保険」という仕組みがあります。そして更には、今回過去最大の保険金支払額と予想される地震保険については、「政府再保険」という「再保険」があり、財務的にはなんの心配もいりません。ご家族にもこのことをお伝えし、その点はご安心頂くようにして下さい。

当社では、地震発生直後に、現地・本社において災害対策本部を立ち上げ、支援物資の搬送や応援要員の派遣など、日々、様々な対応を実施しています。まだ一部、業務停止せざるを得ない拠点がありますが、現地では不眠不休で全力を尽くし、全社員が一丸となって復旧に向けて最大限の努力をしています。また、計画停電の影響により、各職場では電話やFAX、システムの稼動が一時停止する中で業務遂行をしています。被災された方々からのご相談に親身に対応するとともに、迅速な保険金支払いに向けて、業界を挙げて懸命に取り組んでいるところです。

言わば“戦い”と言っていいでしょう。皆さんは、今日からこの戦列に加わるということです。損害保険会社は、「社会の安定と経済の発展を支える」「国民に安心と安全を提供する」という重要な社会的使命を担っています。今こそ、その使命を果たす時であると私は考えています。この使命感、思いだけは今日から我々と共有してもらいたいと思います。

未曾有の大震災、日本が危機を迎えたこの年に、皆さんは社会に出られたわけです。日本は、これから復旧、復興と困難な道が続きます。ある意味、会社も同様です。会社にとって、日本にとって皆さんが果たすべき役割は、極めて大きなものがあります。今日この日の、緊張感ある、新鮮な気持ちを忘れずに、失敗を恐れることなく、可能性を秘めた若い力をそれぞれの職場において思う存分に発揮してください。


<経営統合・合併について>
 
さて、昨年度に行った経営統合および合併について、お話ししておきたいと思います。ちょうど1年前の2010年4月1日、当時のあいおい損保・ニッセイ同和損保・三井住友海上グループが経営統合を行い、「MS&ADインシュアランスグループ」が誕生しました。事業環境が激しく変化する中で、一層の品質向上・成長戦略の再構築を通じ、国内マーケットにおいて圧倒的な競争優位を確立すること、さらに、世界の有力プレーヤーと伍して戦っていくためには、スピード感を持って、飛躍的に事業基盤と経営資源の質・量の拡大を図ることが必要であり、経営統合を行うことがベストである、との認識で一致したものです。これにより、国内マーケットでは、最大シェアを占める、ナンバー1の損害保険グループが誕生したことになりますが、世界的に見れば、更に高い水準を目指してチャレンジしていく余地がまだまだあると考えています。

また、昨年10月にはあいおい損保とニッセイ同和損保が合併し、「あいおいニッセイ同和損保」が誕生しました。その結果、当社は正味収入保険料1兆円を超える規模と国内トップの成長力・収益性・健全性を兼ね備えたバランスのよい会社になりました。加えて、トヨタ自動車や日本生命を始めとした有望なマーケットや、2社がこれまで大切にしてきた販売チャネルなどの強力な営業基盤、あるいは、最高水準の損害サービス力という強みと、さらには合併によるシナジー効果を最大限追求することにより、持続的に成長し続けることができる強い会社が出来上がったと考えております。

本日入社された皆さんにとっても、活躍のできるフィールドが大きく広がり、様々な経験を通じ自己実現ができるチャンスは、いくらでもあると言っていいでしょう。同時に、国内トップの損害保険グループとして、その動向が常に注目され、また我が国の損害保険業界をリードしていくことも強く求められています。皆さんも自覚と誇りを持って、仕事に取り組んでもらいたいと思います。
 

<現場主義の会社に向けて>

私が社員の皆さんに対して常に強調しているのは、「現場主義」と「問題意識」という2点であります。これは、当然新入社員の皆さんにも期待することであります。
  まず、「現場主義」でありますが、その定義はひとつではなく、社員一人ひとりが考え、行動し、自らが創り上げていくべきものと考えています。皆さん一人ひとりが常にお客さまと会社の距離を縮めるため、お客さまを見る、お客さまの立場にたって考える、そういったことを、これから、現実の仕事の中で実践していくということです。全役職員が、それぞれの現場で、各施策を現場主義に基づき、主体的に、自主的に、スピード感を持って取り組んでいく会社にすることを目指しています。
  また、「問題意識」ですが、全ての仕事や施策を「問題意識」をもって見直し、「変える、変わる」「新たな発想でチャレンジする」という気持ちで臨んでもらいたい、ということです。「問題意識を持つ」ということは仕事の原点です。いつも、「何かおかしい、どこか変だ」と現状を疑う癖をつけるようにして下さい。そして疑問に思えば、どんどん上司や先輩など周りの人と論議し、実践へつなげ、これを繰り返していくことが大事なのです。そこから革新が始まります。皆さんの革新が会社の革新につながり、すべてはそこから始まります。答えは現場にある、とはそういうことです。是非、こうしたサイクルで考え行動するようにして下さい。


<当社の人財育成について>
私が目標とする企業像は「社員とともに成長する会社」です。年齢、性別等に関係なく、全ての社員がいきいきと働き、活躍できる、そういう会社にしたいと思っています。企業活力や競争力の源泉として多様な価値観を有する会社に向けて、女性活躍の推進に積極的に取り組み、ダイバーシティの実現を図ることを目指しています。当社には、積極的にチャレンジする人を応援する風通しの良い企業風土があり、人事制度では、誰にも公平なチャンスを提供し、頑張った人が報われる処遇を実現し、一人ひとりが高いモチベーションを持って、能力を最大限に発揮することを期待しています。こうした、皆さんの活躍を実現するステージは会社で最大限用意をいたします。ただ、一番大事なのは、皆さん自身の「成長したい」という強い気持ちです。是非、そのことを忘れずにいて下さい。
 
私の好きな言葉に「士三日会わざれば刮目して待つべし」という言葉があります。”志のある人は三日も会わなければ、当然その間に成長、変化している”という意味です。自分自身の「日々成長し続ける人間でありたい」という思いと一致するとても好きな言葉です。この言葉の通り、次に皆さんにお会いする時には、見違えるように成長している姿を見せてくれることを期待しています。皆さんが年々成長することが、自ずと会社の発展につながります。


<最後に>

私は、現在「日本損害保険協会」という業界団体の会長でもあります。先日、今回の地震を受けた、協会長としてのステートメントを発表したところですが、その中で「我々はこの大きな『国難』を乗り越えて行かなければならず、必ずやそれを成し遂げられると確信しております。なぜならば、被災地の皆様を拝見するにつけ、我が国には、このような大災害の中であっても、冷静沈着に行動する規律正しさと我慢強さ、そして仕事に臨む勤勉さを併せ持つ人々が暮らしていることを改めて感じているからであります。」と書きました。
我々はこれまでも、幾多の試練を乗り越えてきています。今の非常に厳しい局面を、皆一丸となって乗り越えたその先に、当社を含め、日本の明るい未来が待っていると、確信しています。
私自身も先頭に立って、精一杯頑張ります。ともに頑張りましょう。
皆さんの健康と活躍を祈念、期待して挨拶といたします。



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日本興亜損保の社長メッセージ(概要)です。
(同社HPからの転載です)

先月に発生した未曾有の大規模地震の被害に遭われた皆様、ならびに、そのご家族・ご親族・ご友人の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

当社は、災害対策本部を設置し、コールセンターの増員、被災地への社員派遣等により、事故受付や保険に関するご相談を通じて、一日も早い復興に向けた支援活動を続けている。

NKSJグループが目指しているのは、「徹底したお客さま視点ですべての価値判断を行い、お客さまに最高品質の安心とサービスを提供し、社会に貢献するソリューション・サービスグループ」となること。

当社と損害保険ジャパン社は、「1プラットフォーム・2ブランド」のビジネスモデルのもと、この1年間で様々な分野で連携し、システムや事務などの標準化・共通化によるシナジー効果を発揮するための仕組み作りを着々と進めている。

海外保険事業などの成長分野への積極的な事業展開を進めており、グループとしても個社としても、チャレンジ可能な領域はさらに広がった。

「1プラットフォーム・2ブランド」のビジネスモデルを確立して、それぞれの持続的成長と企業価値の向上を目指していく。

日本興亜損保という歴史のある会社で、これから携わる業務において積極的にチャレンジし、大きなフィールドの中で思う存分活躍し、日本興亜損保のブランドを育てていただきたい。

新入社員の皆さんに期待することは「失敗を恐れないでほしい」「信頼される人になってほしい」「自分のキャリアは自ら意思表示をすることで切り拓いていく」の三点。

当社の「あるべき姿」は、保険事業を通じて社会に貢献し、お客さまに最高の安心とサービスを提供し続けていくことである。当社が成長するために最も必要なことは、社員一人ひとりの成長であると確信している。日本興亜損保の社員としての使命感と誇りを持ち、どのような場面においても自らの力を十分に発揮し、思いきりチャレンジしていただきたい。


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「日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!」では、損保会社特集が終了したこととに伴い、今週から1週間分の業界ニュースをピックアップした「まるごと損保業界ニュース」をはじめました。
多忙を極めて新聞・雑誌等を読む時間のない方にオススメします。

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