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東京海上が倒産するかも・・・

電車に乗っていたら聞こえてきた、根も葉もないウワサです。

このウワサの発端はなんでしょうか。

事務局が推測するに、以下が主な要因でしょうか。

1.東日本大震災の損害規模は10〜17兆円
2.東日本大震災の地震保険金は過去最大規模
3.JR東日本は710億円の地震保険の請求見込み
  (企業が加入している地震保険の総支払額は情報開示されておらず、
   見通せない)
4.損保株の売りが加速(その結果、株価も大幅下落)

阪神大震災の地震保険金総額は783億円でしたが、東日本大震災はその額を
ゆうに越すとの見込みです。

損害保険会社は、自動車保険の損害率悪化によりコンバインドレシオが100%
を超えている状態にあり、運用益や株式売却益等で何とか最終利益を確保している
のが実情です。

その最中、大規模な自然災害が勃発し、上記のような推測や既成事実がある中、
東京海上が倒産するかも・・・」というウワサが出てきたのでしょうか。

損害保険会社各社は表面化していないリスクを抱えているのは事実だと思います。
地震保険責任準備金(09年度ベース)は全社で5243億円、政府が
1兆2708億円、再保険会社が4967億円で、合計2兆2919億円との
ことです。10年度は、約2.5兆円くらいでしょうか。

家計分野の地震保険の支払総額が上記額以内であれば、決算にはそれほど影響
することはないのでしょうが、一方で、企業向けの地震保険の影響の見通しが
たっていない中では、損害保険会社の財務状況がどこまで劣化するのかは、
不透明です。

2001年に9・11事件がありました。
あれは、保険業界に大きな打撃を与えました。
再保険マーケットの硬直化、そして、米同時テロで被害を受けた航空機向けの
保険契約などを再保険の形で引き受けて、保険金の支払いが急増し、倒産した
大成火災・・・。

大災害の後に必ずあるのが、損害保険会社の倒産、または財務悪化。

今回の東日本大震災も同様の事態が発生するのでしょうか。
10年前とは事情は異なり、今はメガ3グループに集約されています。
3グループはグループ内に損保会社を並列させてますが、今回の地震保険金
支払による財務状況の悪化の程度次第では、グループ内損保の合併による
財務強化などがあるかもしれません。

現時点では、機能別保険会社を目指そうとしているMS&AD、2社損保ベスト
を目指すNKSJ、明確な差別化をしている東京海上にぶら下がる各損保の
合併という急展開があるかもしれません。憶測の域を拭えませんが、大災害後の
損保業界の動向は要注意です。


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