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各社の中間決算発表がありました。
何処の会社も正直ぱっとしません。

メーカーは、円高という逆風の中、コスト削減を注力した結果利益を確保しています。過去最高益を出している企業も数多くいる中、損保業界においては、株式の売却益による増益であったり、合併コスト計上による減益であったりと、諸要因はあるものの、今後の明るい見通しが立つような経営戦略・経営実態が見えてきません。

損害保険会社のコストは大きく3つに分けられるのでしょうか。

1.人件費

2.物件費

3.販売費


人件費は、社員の給料や福利厚生費などです。
物件費は、ビルの賃貸料、什器備品、システム開発費などです。
販売費は、販売にかかる費用(代理店手数料など)です。


人件費を下げるには、「成果主義」を導入し、メリハリの利いた給与体系にすることで、合理的に全体支出を下げるのが効果的でしょうか。リストラという手段もありますが、日本企業においてこの荒治療を行なうことによるデメリット(モチベーションダウン)が大きいため、拙速にリストラに走ることは難しいと思います。

物件費を下げるには、支店、支社の統廃合が1番でしょうか。
損害保険会社のビジネスモデル上、全国津々浦々に支店・支社を配置しています。
その先には保険代理店がいます。この支店・支社を合理的に統廃合することで、物件費を圧縮することができますが、この「合理的に」というのが肝です。
損害保険会社各社が頭を悩ませているところでしょうか。

販売費を下げるには、代理店手数料制度の改革でしょうか。
「保険代理店」は損害保険会社のビジネスパートナーであることから、「改革」といっても難しいのでしょうが、「最適配分」という考えのもと、「保険代理店」の優先順位付けをし、どのような保険代理店に対して適切な手数料を支払うべきか、真摯に考える必要があるのではないでしょうか。本来しっかり支払う保険代理店に対しては、高い手数料を、支払う先でない保険代理店には市場からのご退場を願うことを徹底し、全体支出を下げるのが重要でしょうか。


リーマンショック後、アジア経済の活況、欧米経済の停滞、それらに起因した為替問題、(ミクロな話ですが)スマートフォン等のITツールの出現など、事業会社を取り巻く環境は刻一刻と変化している中、主要なメーカーは、過酷な筋力トレーニングで体質改善を行い、脂肪を落とし、筋肉質な身体を作り上げていますが、その一方で、損害保険会社は「ダイエット食品」の摂取をしたり、健康器具で楽に脂肪を落とそうとするようなことに努力しているように思えてならないのは気のせいでしょうか・・・。


(以下、フジサンケイビジネスアイからの転載)
 
損害保険大手3グループが19日発表した2010年9月中間連結決算は、合併費用計上などの影響で、MS&ADインシュアランスグループホールディングスとNKSJホールディングスが最終利益で減益となった。下期の売り上げはエコカー補助金の終了に伴って自動車保険を中心に下ぶれする見通しで、コスト削減や海外展開が明暗を分けそうだ。

 MS&ADは、合併関連費用として235億円を計上したことが影響した。NKSJは前年同期に約150億円の特別利益を計上していた上、円高により外債の利息収入や為替の差損益が悪化したことが減益要因となった。東京海上ホールディングスは、株式売却益の増加により増益を確保した。

 東京海上は、海外子会社が最終利益の3割を上げた。海外展開についてはNKSJも「いくつかの案件について同時並行で検討している」(山口裕之常務)といい、MS&ADも「2013年までに300億円の利益を海外で上げたい」(梅村孝義常務)とした。

 売上高に当たる正味収入保険料は、円高によって円ベースで目減りした東京海上を除く2グループが増収。東京海上も現地通貨ベースでは伸びた。

 ただ、国内事業の今後の見通しについては各社、慎重な姿勢だ。下期は「補助金が終わり、新車販売は落ち込む」と東京海上日動火災保険の玉井孝明専務。主力事業の自動車保険と自動車損害賠償責任保険には、下ぶれ圧力がかかることになる。

 長期的に国内の損保市場が縮小傾向にあるなか、下期はより海外子会社の重要性が高まりそうだ。MS&ADとNKSJは、統合のシナジー(相乗)効果をどのように発揮するか、改めて問われることになる。

                   ◇

 ■大手損保3グループの2010年9月中間連結決算

            正味収入保険料      最終利益

 MS&AD   13005( 2.0) 400(▲48.3)

  三井住友海上  6234( 2.5) 273(▲44.1)

  あいおい    4073( 2.4)  70(▲58.1)

  ニッセイ同和  1509(▲2.6) ▲13(  −  )

 東京海上    11749(▲0.7) 952( 33.7)

 NKSJ     9878( 0.5) 241(▲50.0)

  損保ジャパン  6436( 0.3) 183(▲40.4)

  日本興亜    3165(▲1.0) 131(▲28.9)

 (注)単位は億円。カッコ内は前年同期比増減率%。▲は赤字またはマイナス。−は比較できず。あいおいニッセイ同和は、合併前の2社の決算。MS&ADとNKSJは経営統合前の合算値と比較した。

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