【管理人からのご案内】
損保マーケティングに関する小冊子無料プレゼントに関する情報こちらです。

新聞各紙で報道されていますが、高齢者の自動車保険料が来春以降引き上げられます。車離れを防ぐための保険料率設定が必要ではありますが、自動車が必要な人にとって「自動車保険」はなくてはならないものですので、保険料が高くとも必ず加入しなければなりません。

また、一般論として、高齢の方はインターネットに代表される通販は敬遠しがちですので、通販損保には流れにくい層であり、かつ若年層よりも貯蓄率は高いこともあり、ある程度の保険料アップは受容されるかもしれません。一方で、特に地方都市に行くほど、高齢者の割合は大きくなり、また車社会が基本ですので、所得が低い高齢者の方にとっては自動車保険料アップは死活問題に発展する恐れもあります。

こういった意味において、社会の公器である保険の保険料率の設定というものは慎重に行なわなければなりませんが、来春以降の各社の業績を推し量る上で重要なのが、高齢者の顧客数ではないでしょうか。保険料収入の大半を占める自動車保険。来春以降、30代前後の保険料率が引き下げられながらも60代前後の保険料率を引き上げることとなった場合、保険料収入の「増収率」に寄与する顧客ポートフォリオは自明です。

若年層の割合が低く、高齢者層の割合が高い損害保険会社の自動車保険の増収率は高くなるのではないでしょうか。それでは、どの損害保険会社か。

1.損害率が高い保険会社
2.創立年数の長い保険会社


上記1.は、損害率が高いから保険料を引き上げるという理屈が今回の前提にあるわけですから、損害率が高い損害保険会社は高齢者の数が他社比で多いと推測できるかもしれません。

上記2.は、大手の損害保険会社は軒並み100年前後の歴史があります。保険会社が年を取ることに、顧客も年を取りますので、年をとっている損害保険会社は創立間もない会社比で高齢者の数は多いと考えられます。

来春以降、勢いが出る損害保険会社がどこになるのか、楽しみです。


(以下、読売新聞からの抜粋)
大手損害保険各社が来春以降、60歳以上の高齢ドライバーの自動車保険料を引き上げる方向で検討を進めている。

損害保険料率算出機構が今月、保険料の目安となる参考純率について、事故率が高い高齢ドライバーの区分を初めて設けたためだ。損保各社は事故率に見合った負担増を求める意向だが、保険料を大幅に引き上げれば、高齢者の「車離れ」につながりかねず、保険料設定に苦慮している。自動車保険の参考純率はこれまで補償対象を「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」の4区分で計算し、高齢者は「26歳以上」「30歳以上」に分類されていた。今回の見直しでは契約者の年齢にも着目して区分を八つに細分化し、30歳以上については10歳ごとに刻み、「70歳以上」も設けた。
考純率の引き上げは平均5・7%だが、年齢区分の細分化で事故率の高い高齢者の引き上げ率が大きい。例えば、運転者を家族限定にした30歳(10等級)の引き上げ率が14・7%となるのに対し、同じ条件の70歳では19・9%となる。

高齢者区分の新設に踏み切った背景には、高齢運転者が急増している事情がある。警察庁の調べでは、60歳以上の運転免許保有者は2008年末に約1875万人で00年末の約1・5倍。事故件数も増加し、70歳以上は08年に約6万件と00年の約1・6倍となっている。高齢者の事故率はこれまでも高かったが、優良運転者が比較的多い30歳〜50歳代と同じ区分だったため、実際の事故率よりも保険料が低く抑えられていた。高齢ドライバーの急増で本来よりも高い保険料を強いられていた若年層へのしわ寄せが一段と大きくなる。今回の保険料見直しは、こうした世代間の公平性にも配慮した結果という。

実際の保険料は、参考純率をもとに損保各社が商品性や価格競争力を考慮して独自に決めることになる。少子化による若者層の車離れでドル箱の自動車保険の保険料収入が減少している損保各社は「事故率に見合った保険料を負担してもらうのが今後の流れ」(大手損保幹部)と説明する。高齢ドライバーの増加で事故率が高まれば保険金の支払いが増え、構造的な赤字に陥りかねないためだ。しかし、一方では保険料の大幅引き上げが高齢者の保険離れ、車離れを招くとの警戒感も強い。健康相談など高齢者向けの新サービスを提供できるかどうかが課題となりそうだ。



ランキング参戦中。是非ここをクリックしてください!

<お知らせ>
メルマガで、損害保険会社各社の「特色」を管理人の目で分析し、所感についてコメントしていきたいと思います。ビジネスレポートや財務諸表から読み取れることをメルマガのコラムにてお伝えしていきます。他社の経営方針を知りたい損保社員、乗合を考えている保険代理店、就職活動を控えている学生の方などにとって参考になれば幸いです。紹介スケジュール(予定)は以下の通りです。
※各日、20時頃の配信となります。それ以降に登録の場合は、バックナンバーでの確認となりますのでご注意ください。

7/27号:東京海上日動
8/3号:損害保険ジャパン
8/10号:三井住友海上
8/17号:あいおい損保
8/24号:日本興亜損保
8/31号:ニッセイ同和
9/7号:富士火災
9/14号:AIU
9/21号:日新火災
9/28号:共栄火災
10/5号:朝日火災

興味がある方はこちらから


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     
     ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━   
    日経4誌の損保関連ニュースをMBA的思考で斬る!
 
     ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━  
                          
ブログ<損害保険業界ノススメ>の管理人が発行するメルマガです。
就職活動、営業活動、業界研究、経営マネジメントにお役立てください。

損害保険会社の就職面接対策をしている学生、損保マンとして最低限の
経営知識を身につけたい社会人、損害保険業界を大局的に俯瞰し、
経営指針を作ろうとする代理店経営者の方向けのメルマガです。
経営戦略、マーケティング、財務会計、人事、ファイナンスなどさまざまな
切り口から損害保険業界を分析します。是非ご購読ください。

興味がある方はこちらから
      
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■