2007年11月18日
損害保険会社 × なぜ二極化するのか?
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損害保険会社にも規模の経済、範囲の経済は存在するのか?富士火災海上保険が16日発表した2007年9月中間決算は、連結純利益が前年同期より31.6%減の35億9900万円だった。保険料収入が減ったうえ、保険金不払いや保険料調査の費用がかさんだためだ。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の投資はないとしている。正味収入保険料(単独)は同0.7%減の1483億円で、中間期として2年ぶりの前年割れ。自動車保険が減少したほか、取りすぎた保険料を2億円返したため。コスト増で本業のもうけを示す保険引受利益は23億円の赤字。資産運用益は25.6%増の74億円に増えたが、本業の不振を補えなかった。
損害保険会社各社、保険金不払問題で、保険料調査費用や追加保険金支払い、そして、新体制の構築で各種費用がかさんでいます。しかし、大手社は減収になったとしても減益にはなりません。
それでは、なぜ、大手社と中堅社とではここまでの開きが生じるのでしょうか?
それを解明するのが、規模の経済と範囲の経済です。
範囲の経済とは、事業を多角化したり、商品やサービスのラインアップを拡大することによって得られるシナジー効果を通じ、製品当り・顧客当り平均コストが減少する結果、利益率が高まる傾向のこと。
規模の経済とは、事業規模が拡大するにつれて購買力が向上したり、製品当りの固定費負担が減少したりすることによって平均単価・平均費用が減少する結果、利益率が高まる傾向のこと。
富士火災の国内元受収入保険料は、東海日動社や三井住友海上社の海外事業規模と同じくらいです。損害保険会社の規模を定量的に把握することで、経済理論が少し理解できるようになりますね。
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- カテゴリー:損害保険-経営戦略
この記事へのコメント
1. Posted by
goodday
2007年11月18日 11:29
>gooddayさん
コメント有難うございます。
マクロ的に、俯瞰的に考えると、経済理論は当てはまりますが、現場では、やはり職人芸、「巧」が大切だと思います。その積み重ねが、規模に反映するのではないでしょうか。
BY管理人



