2007年03月30日
損害保険会社の営業社員が教えられない、保険の仕組み
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損害保険代理店のビジネスモデルは、損害保険契約からのコミッション(手数料)をベースに、生命保険契約からのボーナス的手数料を加算することで成り立っています。損害保険契約は当該契約が続く限り、生命保険契約は、8年〜10年(当該契約期間内に解約がなければ)をL字型で手数料が入ってきます。損害保険手数料体系が毎年変更になり、目減りする分を、生命保険で、特に死亡保障で穴埋めしようと頑張っている損害保険代理店が多くいます。生損保一体で、顧客志向の提案をすることは絶対的にいいことだと思います。
近年、「収入保障」という保険金定額で、逓減型の保障を生命保険各社、特に、外資系、損保系生保が精力的に販売するよう指導していますが、販売指導時に、商品説明として不足している点を指摘したいと思います。
この点について、顧客ヘ説明する、しないは、代理店側の判断になりますが、保障の裏側として、金融の仕組みとして知っておくことは有益だと思うので下記します。
(モデルケース)
30歳男性が、年額200万円、満期60歳、最高保障額6000万円の収入保障に加入した。契約時の説明の際、「仮に5年後に死亡した場合、25年間分の保険金受け取り権限が発生し、毎年200万円が支払われ、遺族が受け取る総額は、5000万円です」と説明した。
この説明に嘘や間違いはない(と思います・・・)ですが、「総額5000万円」という点に隠された事実があります。
金利(利息)やインフレ要因を考慮していないのです。
現在価値、将来価値というファイナンス用語を聞いたことがあるでしょうか。
「5000万円」というのは、将来価値の合計であり、現在価値に直すとどのようになるでしょうか。
25年間、複利で2%と仮定し、1円を連続的に受け取る場合のキャッシュフローの現在価値は、19.72円です。25円ではありません。
モデルケースの場合、
200万円×25ではなく、200万円×19.72となり、3944万円となります。
インフレ率を加味していませんから、金利の2%を妥当と考えると、現在価値としてはもっと下がりますね。死亡した5年後に発生する保険金受取権利の現在価値は「最高で3944万円」となります。
当初の説明と1000万円以上も開きが出ますね。
ただ、収入保障は一時払いで受け取ることもできますが、同様に、一払いの金額は上記原理を利用して割引しているので、少なくなっています。
ちょっと難しい世界ですが、ファイナンスを勉強しておくと、日常生活で何かと便利かもしれませんね。新車購入時に、ディーラーでローンを組む代わりに、割引をしてもらう場合と、割引されないで金利の安いオートローンを組む場合でどちらが有利かなどの計算もファイナンスの理論で簡単に出来ますので。自分のお客さんが自動車購入する際のアドバイスができますね。
是非ともランキング投票にご協力下さい!管理人のモチベーションです!
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- コメント(6)
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- カテゴリー:損害保険-ファイナンス
この記事へのコメント
1. Posted by おぢぢ(^^)v
2007年03月30日 11:00
所得税のこともありますね。
>おぢぢ(^^)vさん
コメントありがとうございます。
生命保険金への課税のことですね?
fp的知識を有している社員がどの程度いるかですよね、
この辺は個々人のモチベーション次第ですね。
BY管理人
>おぢぢ(^^)vさん
コメントありがとうございます。
生命保険金への課税のことですね?
fp的知識を有している社員がどの程度いるかですよね、
この辺は個々人のモチベーション次第ですね。
BY管理人
2. Posted by 社運を賭けた積立ホームズ
2007年03月30日 17:43
収入保障保険の上記のモデルケースで
「収入保障保険の内容及び顧客への説明事項等を述べよ」
と大学のテスト形式でのテストをしてみれば面白いと思います。今のテストは計算問題とかマークシートとかなのでいまいち実力がはっきりしません。この形式だと本人の業務知識のレベルがはっきりわかるでしょう。
管理職、総合職、一般職、営業職員、代理店とみんなで受けてみましょう。営業職員や代理店より点数の悪かった管理職、総合職は保険を売らす以前の問題で保険の勉強をし直す必要がありますね。
一番点数がいいのは一般職だったりして・・・。
>社運を賭けた積立ホームズさん
コメントありがとうございます。
面白い視点ですね、間接営業をする社員やそれをサポートする社員がどの程度販売スキルを有しているのか疑問ですね。
飲み屋ゴルフだけできても仕方ないですものね。
BY管理人
「収入保障保険の内容及び顧客への説明事項等を述べよ」
と大学のテスト形式でのテストをしてみれば面白いと思います。今のテストは計算問題とかマークシートとかなのでいまいち実力がはっきりしません。この形式だと本人の業務知識のレベルがはっきりわかるでしょう。
管理職、総合職、一般職、営業職員、代理店とみんなで受けてみましょう。営業職員や代理店より点数の悪かった管理職、総合職は保険を売らす以前の問題で保険の勉強をし直す必要がありますね。
一番点数がいいのは一般職だったりして・・・。
>社運を賭けた積立ホームズさん
コメントありがとうございます。
面白い視点ですね、間接営業をする社員やそれをサポートする社員がどの程度販売スキルを有しているのか疑問ですね。
飲み屋ゴルフだけできても仕方ないですものね。
BY管理人
3. Posted by
保険の解説屋
2007年03月31日 11:00
今回紹介されている収入保障保険の保険金額設定は毎月の月額で保障を設定するのが主流ですが、同様の保険金を年金形式で支払う保険を販売する生命保険会社では、保険金(年金月額)の設定をする時は一時金で受け取ることを前提に保険金を設定することが多いようです。
受け取り総額よりも、いま(子供が20歳くらいになるまで)必要な金額が幾らなのか?が重要です。
おぢぢさんの指摘どうり一時金で受け取る場合と年金で受け取る場合では大きく税金が違ってきます。
実際にそんな毎年受け取る年金に税金がかかるなんんて聞いていない・・・と苦情になった話はよく聞きます。
ではなぜ?年金形式の収入保障タイプにするのか?
答えは簡単です。一時金で3000万円受け取りたい時、年金型にしたほうが保険料が安いからです(^^)v
長くなりましたm(_ _)m
>保険の解説屋さん
コメントありがとうございます。
勉強になりました、やはり専門の方は違いますね、今後ともご指導くださいね。
BY管理人
受け取り総額よりも、いま(子供が20歳くらいになるまで)必要な金額が幾らなのか?が重要です。
おぢぢさんの指摘どうり一時金で受け取る場合と年金で受け取る場合では大きく税金が違ってきます。
実際にそんな毎年受け取る年金に税金がかかるなんんて聞いていない・・・と苦情になった話はよく聞きます。
ではなぜ?年金形式の収入保障タイプにするのか?
答えは簡単です。一時金で3000万円受け取りたい時、年金型にしたほうが保険料が安いからです(^^)v
長くなりましたm(_ _)m
>保険の解説屋さん
コメントありがとうございます。
勉強になりました、やはり専門の方は違いますね、今後ともご指導くださいね。
BY管理人
4. Posted by
保険の解説屋
2007年03月31日 11:03
生命保険会社の総合職をへて損保代理店を開業し、外資系生保販売し、現在FPとして保険コーディネーターを営む『保険の解説屋』では昨今の保険金不払い問題解決にむけた提言をシリーズで投稿しますので良かったら遊びに来て下さい(^^)v
>保険の解説屋さん
コメントありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
遊びに行きますね、
BY管理人
>保険の解説屋さん
コメントありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
遊びに行きますね、
BY管理人
5. Posted by
佐藤
2007年03月31日 22:51
こんばんは。
時々拝見していますが、コメントは初めてです。
んー、私のつたない頭でも、一応理解しました(、、、つもりです、多分(笑))。
「収入保障」保険、、私もよく使います。
おっしゃるように一時払いで受け取ると、受け取り保険金が減ります。「なんで減るの?」とお客様かせ聞かれるとき、「金利」に関する説明(つまり保険会社が運用している)はしています。
インフレに関してですが、突き詰めると、終身の保障はどれも意味がなくなってしまいます。ハイパーインフレになったとき、「入院給付金日額一万円」もらってもちっとも嬉しくないからです。
ただ現在の経済には慣性の法則が働いているため、今日デフレで明日からインフレとはならないと考えています。
>佐藤さん
コメントありがとうございます。
おっしゃるように、経済動向を視野に入れることは本当に大切ですが、バイオリズムがありますし、急な経済変動というのはおこりずらいですね。
ただ、終身保険や医療保険などは、現在設定した保険金や日額の1万円が、将来どの程度の価値になっているのかを考えることは重要ですね。
BY管理人
時々拝見していますが、コメントは初めてです。
んー、私のつたない頭でも、一応理解しました(、、、つもりです、多分(笑))。
「収入保障」保険、、私もよく使います。
おっしゃるように一時払いで受け取ると、受け取り保険金が減ります。「なんで減るの?」とお客様かせ聞かれるとき、「金利」に関する説明(つまり保険会社が運用している)はしています。
インフレに関してですが、突き詰めると、終身の保障はどれも意味がなくなってしまいます。ハイパーインフレになったとき、「入院給付金日額一万円」もらってもちっとも嬉しくないからです。
ただ現在の経済には慣性の法則が働いているため、今日デフレで明日からインフレとはならないと考えています。
>佐藤さん
コメントありがとうございます。
おっしゃるように、経済動向を視野に入れることは本当に大切ですが、バイオリズムがありますし、急な経済変動というのはおこりずらいですね。
ただ、終身保険や医療保険などは、現在設定した保険金や日額の1万円が、将来どの程度の価値になっているのかを考えることは重要ですね。
BY管理人
6. Posted by
保険の解説屋
2007年04月02日 09:33
インフレに関する問題は難しい問題ですね。保険は期間の長い商品ですので加入して一度も見直さないと役にたたない、なんて事もあるかも知れません。事実、100万円で家が建つ時代に30年満期で100万円を受け取れる保険が多数販売ました。しかし受け取る頃にはとうてい100万円では家は建たなくなっていました。このような問題が再発しないよう気をつけたいものです(^^)v
>保険の解説屋さん
コメントありがとうございます。
インフレ問題は難しいですね、アルゼンチンなどのように年率200%やどこぞの国のように、一日で60%上がるような国ではないですが、先を見通すことは重要ですからね。
BY管理人
>保険の解説屋さん
コメントありがとうございます。
インフレ問題は難しいですね、アルゼンチンなどのように年率200%やどこぞの国のように、一日で60%上がるような国ではないですが、先を見通すことは重要ですからね。
BY管理人



