2007年02月28日
損害保険会社の労働生産性を考える
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昨日の経済諮問会議で、生産性加速プログラムの骨格を示した。今後五年間の労働生産性の伸び率を1.5倍に高めるのが目標とのこと。「生産性5割増計画」という副題で、数値目標に掲げる労働生産性は、就業者一人当たりが時間当たりに生み出す付加価値を示すらしい。このプログラムは、
1.フリーターの就労支援などによる成長力の底上げ、
2.ITを使った在宅勤務人口の倍増などのサービス革新戦略、
3.大学改革を孟とする成長可能性の拡大戦略
の三本柱となっている。しかし、まだ議論の余地がありそうである。
日生・宇野社長曰く、生保業界では、特に、倒産した後、外資系に買収された生命保険会社の場合、昔のままのオペレーション(運営)が三分の一の職員数(除く外交員)で賄われているらしい。その理由は、「ITの本格的導入」と「米国本社の強いバックアップ」と述べられていた。具体的ではないので、正否の判断はつきについが、損害保険会社でも同様のことができるのではないだろうか。
現在、行政処分を受けたことで、各社こぞって損害調査部門へ人員をシフトしているが、これでは、プロフィット部門(営業)からコスト部門(損害調査)へ人件費がシフトしただけで、真の顧客志向で働いた意思決定だろうか。お上を見ての判断なのだろう。もう少し、時間と心の余裕があれば、「IT」を活用した対応策を考えることはできたのであろうが、この点については今後期待したい。
それにしても、損害保険会社には人員が多すぎる。しかし、マーケットのパイが増えない中で、人員を切らずして労働生産性を上げることはできるのだろうか。マーケットの大きさに劇的な変化が見られないのであれば、やはり今までの人員を減らして、今まで通りの仕事を遂行することが労働生産性を上げることになる、っと解釈すると、究極は「首切り」しかないのだろう。
もしくは、損害調査や営業現場のルーティンワークを在宅勤務などへ切り替えるなどの労働環境を変える施策が可能なのだろうか。個人情報等の問題を解決することが急務であるが、考える余地はありそうである。いずれにせよ、同じ大きさのパイを同じ蟻の数で分け合うのは、そう長くは続きそうもない。そのうち、第二の再編が起こるのだろう。
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- コメント(3)
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- カテゴリー:損害保険-人材・組織
この記事へのコメント
1. Posted by Bのファン 2007年02月28日 12:08
なるほど。。。
査定に人員を持っていっても意識やIT化進めないとだめでしょうね。
支点じゃなくて、視点かえてほしいですね〜。(^o^)
>Bのファンさん
コメントありがとうございます。
仰るとおりですね、視点を変えていかなくてはいけませんね。
頑張ってもらいたいものです。
by管理人
査定に人員を持っていっても意識やIT化進めないとだめでしょうね。
支点じゃなくて、視点かえてほしいですね〜。(^o^)
>Bのファンさん
コメントありがとうございます。
仰るとおりですね、視点を変えていかなくてはいけませんね。
頑張ってもらいたいものです。
by管理人
2. Posted by Sun Ag 2007年02月28日 19:06
かって2ヶ月ほどアメリカの保険事情を調査に訪問して一番驚いたのは、アメリカにはプロ代理店しかいない事
ともう一つは保険会社に日本のような営業社員と云うものが存在しないことでした。
我が国では古くから「募集構造の二重性」が問題になって来たが、代理店の粗製濫造でまともな商品知識も事務処理能力も事故処理能力もないないづくしの代理店が
蔓延し、営業社員はそのサポートに時間を費やし、多大な人件費を費消している現実を改善することが急務であると思うのは私だけだろうか?
>Sun Agさん
コメントありがとうございます。
仰るとおり、米国には、営業社員が存在しませんよね。居るのは、アンダーライターですね。代理店内にもアンダーライティングの照会を専門とする人がいますし、双方で引き受けについて交渉していますよね。日本でいう「間接営業」なんていうのは存在しないのが、米国ですね。ですが、人件費面が付加保険料を押し下げているということは一理ありそうですが、賠償マインドの高い市場がゆえに、純保険料が高いのは、米国民にとっては悩みの種でしょうか。良し悪しあるもんですが。
by管理人
ともう一つは保険会社に日本のような営業社員と云うものが存在しないことでした。
我が国では古くから「募集構造の二重性」が問題になって来たが、代理店の粗製濫造でまともな商品知識も事務処理能力も事故処理能力もないないづくしの代理店が
蔓延し、営業社員はそのサポートに時間を費やし、多大な人件費を費消している現実を改善することが急務であると思うのは私だけだろうか?
>Sun Agさん
コメントありがとうございます。
仰るとおり、米国には、営業社員が存在しませんよね。居るのは、アンダーライターですね。代理店内にもアンダーライティングの照会を専門とする人がいますし、双方で引き受けについて交渉していますよね。日本でいう「間接営業」なんていうのは存在しないのが、米国ですね。ですが、人件費面が付加保険料を押し下げているということは一理ありそうですが、賠償マインドの高い市場がゆえに、純保険料が高いのは、米国民にとっては悩みの種でしょうか。良し悪しあるもんですが。
by管理人
3. Posted by AIKO 2007年04月06日 01:08
まさに「募集構造の二重性」が業務職の女性の事務量を肥大化させ、残業を固定化し、気がつけば伴侶を見つける時間も気力も失わせ、立派なお一人様になってたりするんですよね。ただ、損保代理店のかなりの割合を占める、整工の親父さんたちに金融庁の要求は難しすぎる(EJIBAIだのOSSだの)。整工の信用とか本業があってこそ獲得してきた顧客だし。本当に問題なのは保険の手数料もあてにしなければ経営がなりたたないよう整備業界の賃金の低下(メーカーのひとり勝ち)と監督官庁のデザイン力の無さでは?それとも中小整備工場を駆逐するのが目的?それとIT化と人員削減はこの5年間でずいぶん進んだのでは?自賠責の計上や任保の入力などどこでも安い外注で、営業の課支社にも正社員はほとんどいないし。ちなみに私の部署は8人中総合職男性1と業務女性1のみが正社員。ほんとに問題なのは正社員の馬鹿高い給料では?ああ、くどくてすみません。
>AIKOさん
コメントありがとうございます。
くどくなんてありません、仰ったことが「現場」の本音であり、それをどの程度、経営陣が分っているのかが問題だともいます。問題発生後、中間層は、現場の声をヒアリングするために色々な手段で声を集約していますが、本当のAIKOさんが訴える本当の声については未だ分っていないのが現状ですね。
このような声が、上に伝わっていく組織構造が大切ですね、そのために高い給料をもらっている総合職がいるべきなのでしょうね。
by管理人
>AIKOさん
コメントありがとうございます。
くどくなんてありません、仰ったことが「現場」の本音であり、それをどの程度、経営陣が分っているのかが問題だともいます。問題発生後、中間層は、現場の声をヒアリングするために色々な手段で声を集約していますが、本当のAIKOさんが訴える本当の声については未だ分っていないのが現状ですね。
このような声が、上に伝わっていく組織構造が大切ですね、そのために高い給料をもらっている総合職がいるべきなのでしょうね。
by管理人



