2007年01月03日
損害保険業界の台風の目・・・
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ソニー損保の躍進は業界内で、特に自動車保険部などに所属する者にとっては目が離せないのではないでしょうか。通販が伸びるのは、価格競争の観点から明らかでありますが、その中でもソニー損保は価格では劣位にありながら、増収率や収入保険料は他の通販損保を圧倒しています。通販部門では、圧倒的な強さを発揮し、損保会社全体の中でも顧客満足度においてはダントツを誇っています。「保険」というと、保険料勝負という観念が先行し、安い商品が勝つというイメージが先行していますが、なぜソニー損保は保険料比較で劣勢にもかかわらず、強さを発揮できるのでしょうか。個人的に、ソニー損保には注目しており、この点が常に気になっていましたが、ついにそれが解明できました。それは「新pimsの戦略原則」に書かれていました。これは経営戦略の原典ともいえるべき、良書です。ハーバードビジネススクールの優秀な教授陣が長年掛けて蓄積したデータを元に、理論を構築しています。
同書には「品質と収益性」という章があります。品質が収益にどのように関係しているのかを分析した結果が載せられていますが、結論からすると、
「相対的品質」は「価格」に影響を与える
「市場シェア」は「価格」に影響を与えない
ということです。
つまり、知覚品質(消費者が購買にあたり抱く不安など)が解消されるほどに品質が高いと、消費者は価格が高くても購買行動に走る
反対に、市場シェアが高く、業界No.1企業の商品だったとしても、知覚品質を解消できない品質だと、消費者は価格を気にして、安い商品へ目移りする
ということです。
金融商品でいう「品質」とは、以前記事の中でも紹介しましたが、
1.商品品質
2.相互作用品質
3.機関品質
(戸谷2006「リテール金融マーケティング」東洋経済新報社より)
です。これを満たしているのが、ソニー損保のWebサイトなのでしょう。
ソニー損保はビジネスモデル上、見える顔を2つ持ち合せています。カスタマーセンターと、Webサイトです。カスタマーセンターへ問い合わせた経験はありませんが、Webサイトの完成度はほぼ完璧ですし、ユーザビリティを追求したすばらしいサイトだと思います。Web2.0のコンセプトを十二分に取り込んだインタフェイスでもあります。是非同社Webサイトをご確認下さい。多分、何かしらのヒントを得ることができるでしょう。
損害保険会社各社がソニー損保を見習い、顧客志向のWebサイトを目指してくれたらいいですね。損害保険代理店も同様です。
「一日一善」「一日一栗()」他人(管理人)のために、。読者に感謝しています
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1. ソニー損保のコミュニケーションサイトを評価する [ 自動車保険ランキング比較【元損保社員がランキング比較】 ] 2007年01月05日 21:26
長らくブログの更新が滞ってしまった。 だいぶ前に予告した「お客様とソニー損保のコ...
この記事へのコメント
1. Posted by Bのファン
2007年01月03日 16:23
価格競争の終焉でしょうか。
質を求められる時代ですね。
日本の文化になじまない通販でここまで戦えるのは
やはり優れた先見の目をもっているからか。
もしくはソニー自体が持っている文化が今の時代に
マッチしているからでしょうかね。
代理店介在型戦略をとらざるをえない損害保険業界。
これからは代理店が自主独立の精神でビジネス展開をして行かなければならいのでしょが、どれだけの人がそれを理解しているのでしょうか。
保険会社もそこを懸念していると思うので、まだしばらく保険会社主体で業界が動いていくんでしょうね。
>Bのファンさん
コメント有難うございます。
やはり消費者の目線に合わせて行動しているのが勝因なのではないでしょうか。
Web2.0は消費者主導の世界です。少なからず、消費者の声というものは大きくなり、
金融庁までを動かすようになっています。このトレンドに乗り遅れないように、保険会社も頑張らなくてはいけませんね。
by管理人
質を求められる時代ですね。
日本の文化になじまない通販でここまで戦えるのは
やはり優れた先見の目をもっているからか。
もしくはソニー自体が持っている文化が今の時代に
マッチしているからでしょうかね。
代理店介在型戦略をとらざるをえない損害保険業界。
これからは代理店が自主独立の精神でビジネス展開をして行かなければならいのでしょが、どれだけの人がそれを理解しているのでしょうか。
保険会社もそこを懸念していると思うので、まだしばらく保険会社主体で業界が動いていくんでしょうね。
>Bのファンさん
コメント有難うございます。
やはり消費者の目線に合わせて行動しているのが勝因なのではないでしょうか。
Web2.0は消費者主導の世界です。少なからず、消費者の声というものは大きくなり、
金融庁までを動かすようになっています。このトレンドに乗り遅れないように、保険会社も頑張らなくてはいけませんね。
by管理人
2. Posted by
goodday
2007年01月03日 20:37
明けましておめでとうございます。
「新PIMSの戦略原則」取り寄せて読みます。
ちゃんと本が出ていて、勉強している人は勉強しているのですね。。
でもこれを具体化できる企業とそうで企業とは何が違うのでしょうか??
昨年は大変お世話になりました。ありがとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
>gooddayさん
コメント有難うございます。
この本はアマゾンで売ってないくらいなので、国立図書館で借りなければならないかと笑)提起された企業の違いは、やはり経営者の違いではないのでしょうか。ミクロの部分もあると思いますが、ソニーはやはり元保険会社の方々が多いと思いますので。
今後とも宜しくお願いします。
by管理人
「新PIMSの戦略原則」取り寄せて読みます。
ちゃんと本が出ていて、勉強している人は勉強しているのですね。。
でもこれを具体化できる企業とそうで企業とは何が違うのでしょうか??
昨年は大変お世話になりました。ありがとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
>gooddayさん
コメント有難うございます。
この本はアマゾンで売ってないくらいなので、国立図書館で借りなければならないかと笑)提起された企業の違いは、やはり経営者の違いではないのでしょうか。ミクロの部分もあると思いますが、ソニーはやはり元保険会社の方々が多いと思いますので。
今後とも宜しくお願いします。
by管理人
3. Posted by まえちゃん
2007年01月04日 00:53
おひさしぶりです。今年もよろしくお願いします。ソニー損保の自動車保険は「走行距離割引」とか、車から離れたときでも保障がある「おりても特約」とかソニー損保独自のオリジナル基準が多く、保障を並列して他の保険会社と簡単に保険料比較できないところがミソではないかと以前から思っていました。
他の損保会社もユニークな特約を開発して、アイディア勝負の非価格競争に持ち込めば面白いのですが・・・でもあまり保険内容を複雑にしたら、売るほうも買うほうもわけがわからなくなって、また「うっかり保険金不払い」が増加する危険性はありますが・・・
>まえちゃんさん
コメント有難うございます。
仰るように、斬新な特約開発で他を離してはいますが、実際のソニーの保険料率は他社比劣勢だと思います。それを、ブランドイメージや他の工夫で、非価格競争で勝負しているところに、経営の冥利があると思っています。これは勝手な解釈です。
by管理人
他の損保会社もユニークな特約を開発して、アイディア勝負の非価格競争に持ち込めば面白いのですが・・・でもあまり保険内容を複雑にしたら、売るほうも買うほうもわけがわからなくなって、また「うっかり保険金不払い」が増加する危険性はありますが・・・
>まえちゃんさん
コメント有難うございます。
仰るように、斬新な特約開発で他を離してはいますが、実際のソニーの保険料率は他社比劣勢だと思います。それを、ブランドイメージや他の工夫で、非価格競争で勝負しているところに、経営の冥利があると思っています。これは勝手な解釈です。
by管理人
4. Posted by
nyao
2007年01月04日 01:31
はじめまして(?)いつも拝見しております。先日U村さんと飲み会した時に、先般のオフ会のお噂を伺いとても興味深かったデス。次回があるようでしたら私も参加してみたい…と思ってマス。
私はユーザー向けの保険に関する執筆業などなど色々と、あと保険代理店を細々やっています。
今後とも宜しくお願いします♪
まずはご挨拶でした〜(^^)
>nyaoさん
コメント有難うございます。
大歓迎ですね、是非とも御参加下さい。
私は、ミクシーでnyaoさん主宰のコミュニティに参加していますよ笑
これからも宜しくお願いします。
by管理人



