損害保険業界ノススメ

損保業界に関する情報提供ブログ。
社会的公共性の高い事業である「保険」に関心のある人にとっての情報源です。

2006年09月30日

損害保険会社、不払い100万件!!

あねは損害保険業界は姉歯だらけなのだろうか?嘘つき集団なのだろうか?なぜ、また不払い件数が増加し、20万件超になったのであろうか?一般消費者からすれば、このように思うのは当然であろう。

新聞記事には「調査範囲を拡大した結果、件数が増加した」っと書かれていた。「調査範囲」?「範囲」とはどの程度の範囲だったのだろうか?空間軸としての自動車、火災、傷害、医療、新種という「商品カテゴリー」や、時間軸としてのいつからいつまでという「期間」で範囲は決まるのであろう。さて、記事には「すべての契約を調査した」とは言ってはいない。調査範囲を広げれば、必ず追加分が出てくるのであろう。各社の調査範囲は2002年頃〜現在に至るまでである。2002年以前はどうなってるのだろうか?保険の自由化による自動車保険の複雑化は1996年から始まっているはず。「費用特約」が支払漏れのメインであるのであれば、費用特約が開発された時期まで遡るのが筋である
今後もボロボロ、ボロボロまた出てくるのであろうか。ブランド回復、信頼回復を謳っている損害保険会社各社が「不払い件数」を「小出し」にしていていいのだろうか?時間軸による範囲を決めずに、過去数十年、調べ切れるまで調べるべきである。そうでなければ膿を出し切ったとは言えない。近い将来、「損保、未払い総件数100万件達成!!」という記事がトップニュースで取り上げられなければいいのだが・・・。

「小出し」が許されるのは、損害保険代理店が、保険会社主催のキャンペーン期間中に新規契約を「小出し」にするときだけである(笑。今後も継続した調査を願いたいところだ。

話は変わって、大岡越前ならぬ「金融庁」を斬ってみよう。
「事前認可制」を規制緩和を強行し、「事後検証制」にスタンスを変えた金融庁。
「費用特約」という商品に「認可」を出したのは金融庁。本来、行政の任務はなんなのだろう。海外の先行事例を研究しながらも、自国日本に適した形で、消費者視点で、制度を導入し、民間を監督することが任務なのではないだろうか。ここまで社会問題化してしまった現象全てを損害保険会社の責任にしていいのだろうか。金融庁にも大いに責任があるのではないだろうか。不良品を「良質品」というお墨付きをしていたのは誰だったのか?損害保険会社の「顧客見ず志向」も問題だが、金融庁の「我知らず志向」も問題だと思う

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2006年09月29日

損害保険会社の利益志向は本物か・・・

カーディーラー損害保険会社の経営陣は時価総額主義となり、シェア志向から利益志向に傾きはじめているが本当にそうだろうか。無駄を排除し、保険金の適正支払い、代理店手数料の能力主義、社員への能力給等々、利益と相関関係がなければ、優遇はされない時代に突入してきている。しかし、そんな中一つのチャネルだけは聖域とされている。そう、それは「カーディーラー(自動車販売店)」である。損害保険代理店チャネルごとの収支を算出したことはあるのだろうか?最も不採算な代理店チャネルはこのカーディーラーチャネルであろう。このチャネルは2つの悪をもたらす・・・。

一つ目は経営への悪影響(利益率の低下)
二つ目は社員への悪影響(モラールの低下)


前者はつまり、こういうことだ。カーディーラーから自動車販売目標を与えられ、社員の自動車はもちろんのこと、営業車は1,2年ごとに買い換え、その販売目標をクリアしなくてはならない。営業車は乗れたとしても2万キロくらい?そしてカーディーラーのために、オリジナル販促ツールを作成し、それを無料で提供する。ノート、クリアファイルや付箋などだ。車検や自動車修理などでも協力しなければいけない。はたまた、「カーディーラー代理店様感謝の会」っと言ったような経費の垂れ流しの会を、各社こぞって競い合いながら開催する。長い歴史を経て、カーディーラーは自動車保険件数を多く保有し、損害保険会社にとって大事な存在となった。カーディーラーとの好関係を維持することが重要なのは分らないでもないが、このような流通とメーカーのパワーバランスの崩壊は業界全体にとって良くはないであろう
家電業界がその代表例である。ヤマダ電機などのような量販店が力を持ってしまったことで、ソニー松下などのメーカーは悲惨な状況にあり、当業界に色々な歪が生じてしまっている。

また、後者はもっと深刻な問題かもしれない。カーディーラー部門を担当することになった社員のモラールや能力の低下である。カーディーラーを担当した社員は自分が担当したディーラーからしか自動車は買えない。酷いときには、毎年買い換えなくてはならない。色も選べず、車種も選べないときも多々。そして、保険販売指導というよりは、メインの仕事が「自動車販売サポート」となる。プライベートと仕事に対する希望も持てぬまま、社員としてのコアコンピタンスである「保険知識」が低下していく・・・。なぜなら、仕事上必要な保険知識は、自動車保険と自賠責保険と若干の生命保険知識だけだからである。ここで数年働いた社員は、次の部署ではとても大変な思いをする。火災、新種、傷害などの知識が欠如しているからだ。中には自己研鑽している者もいるだろうが、知識は実際使った場合に知恵となる。知識のままではすぐに忘れてしまうので、勉強したつもりで終わってしまうのである。悲しいかな、自動車営業部門から脱出を図りたい人に限って、次の異動先も自動車営業なのである。


この記事は私の経験に基づいている。私の経験であるがゆえに、客観性や普遍性を担保できているわけではないが、損害保険会社とカーディーラーとの密な関係は、少なからず業界全体に歪を生んでしまっているだろう。プロの損害保険代理店にシビアな「論理」を強要する前に、今の現状を冷静に分析して「全体最適」を目指していこう!「部分最適」は歪しか生まないことは、過去の経験から理解に難くはないのであるから・・・。

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2006年09月28日

損害保険業界が小泉の負債を片付ける?

asia昨今、日本列島やアジア大陸にて地震が頻発している。そして、大地震の後の津波被害、記憶に新しいのはインドネシア諸島やタイのプーケットで発生した深刻な被害であろう。

そこで、日本の地震保険の歴史についご存知であろうか?火災保険約款では、通常地震・噴火・津波によって生じた火災による損害を免責事由としているため、1923年(大正12年)9月1日の関東大震災や1964年(昭和39年)6月16日の新潟地震の場合などで、火災保険は罹災者救済策として役立たなかった。そこで地震保険の創設に対する社会的要望が高まり、1966年(昭和41年)から地震保険に関する法律と地震再保険特別会計法が施行されることなり、地震保険が実現した。2007年1月より地震保険料控除制度がスタートする。

地震保険は、簡単に言うと、保険者が国家政府であり、その仲介役が損害保険会社という仕組みになっている。地震保険金額の支払総額にも限度がある。支払保険金は、一回の地震等による損害保険会社全社の支払保険金額総額が5兆円を超える場合、算出された支払い保険金額総額に対する5兆円の割合によって削減されることがある。 地震保険の概要はこちら→http://www.mof.go.jp/jouhou/seisaku/jisin.htm

日本は地震国家だけに、このようなすばらしいスキームを持ち合せている。このスキームを東アジア全体に広げることができれば、今後、東アジア各国が悲惨な地震・津波に襲われても、東アジア地震保険機構(仮称)なるものが、被害国に保険金を支払うことができる。そうすれば、(人道的に)民間やNPO団体によるチャリティーは必要ではあるが、国家間の寄付額の多寡を意識しあった結果の納付遅延などもなくなるであろう。
保険者=東アジア地震保険機構、契約者+被保険者=東アジア各国政府、再保険者=日欧米の保険会社というスキームを構築したら面白いのではないだろうか?ジャストアイディアにすぎないので、賛否両論、理論的な無理があるのだろうが、もし実現できるのであれば、これこそ、日本の損害保険会社のプレゼンスはたちまちにも上がり、そこで仕事をしている社員や代理店のモチベーションも上がってくるのではないだろうか?(地震保険、再保険の仕組みについて詳しい方、無理矛盾などがありましたら教えてください)
政冷経熱?政冷経温?が続く日本と中国・韓国との関係であるが、政治とは別に経済分野での貢献を果たすことで東アジア共同体の橋頭堡が気付き上げられるのではないだろうか?それも、損害保険業界が主体的に。小泉首相の靖国参拝により、冷え切った関係を、経済面から支えていきましょう!ちょっと飛躍しすぎですね・・・。


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2006年09月27日

損害保険業界のPR活動・・・

台風台風13号の被害による損害保険金の総支払額(暫定)は約1,000億円とのこと。全国の消費者から保険料を集め、それを九州地方の被災者に分配する機能を司る損害保険商品。これはとても社会的意義がある。最近、損害保険の意義を念頭に置いた記事を意識的に取り上げてきたが、ここでふっと考える。機能とは、被保険者が被った被害を金銭的・心理的に補償してあげることである。
しかし、今までの損害保険会社のパンフレットや広告は「補償の充実」を訴求するだけで、「被害者が助かっている事実」には触れていない。補償の充実を謳うよりは、「全国の何某さんがこんな被災を受けたけど、こんな補償がされたのです」的な事実を謳うほうが、広告としてのインパクトはあると思う。個人情報等の問題も絡んでくるが、損害保険機能に心底感謝している契約者からの「告白ボランティア」を募ることでこの問題は解決されるだろう。
少し頭をひねったPR活動が損害保険業界には必要なのだろう。また、このミッションは日本損害保険協会に課せられているのかもしれない。

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損害保険会社の花が枯れる・・・

women損害保険会社の花といえば、業務職。花と言っても、昔のようにお嫁候補として採用されているわけではなく、実力ある女性が採用され、損害保険会社のバックヤード業務を支えている。そんな業務職の「怒り」を取り上げたいと思う。
一つ目は使えない上司への怒り、二つ目はイヤラシイ目で見る代理店への怒り、最後は動きの悪い総合職(男性社員)への怒りの3つである。この怒りは尋常ではない。(一般的に高給取りと思われている業務職でも、昨今の合併による給与体系の改定等で給与は伸び悩み、逆に下がる一方である。これから業務職として入社する方にとっては大変な時代に突入している
前述した3つの怒りについて解説しよう。

 まず一つ目。業務職は今まで総合職がやっていた仕事を肩代わりしなくてはいけなくなりつつある。業務職の総合職化という動きがある。給料が伸び悩む中で更に忙しくなる一方、上司(課長、部長)の対応はどうだろうか?男尊女卑の意識がぬぐえない彼らの言動はとてもヒドイ。業務職をまだ一般職として扱っている感もある。業務職が支えているという意識はなく、営業して保険料を稼いでくるのがえらいとも思える態度で、何の思いやりもなく、業務職の労働を搾取している。そんな上司でも早帰りする時だけは、気が引けるのか、アイスやお菓子の手土産を買ってきては機嫌を取ろうとする。そんな見え透いた行動に怒りがこみ上げている。

 次に二つ目。代理店のセクハラである。最近は減っているようだが、代理店会後の懇親会に(ほぼ)ホステス役として参加させられる業務職の憂鬱を知らずに、肩に手をやり、日ごろの感謝の気持ちなのだろうか、猥褻な言葉を吐いて、ウケを狙おうとしているのか、そんなオジサン心も裏目に出て、業務職の怒りを買う。業務職は、懇親会の時こそ、日頃の頑張りに対する労い(ねぎらい)の言葉が欲しいのである。もしくは、そんな懇親会には誘ってもらいたくもなく、そっとしてもらいたいのである。やっとできた早帰りの日くらい、普通のOLのように遊びたいのである。合コンだってしたいのだ。

 最後に、総合職への怒り。総合職も業務職に負けず劣らず忙しい。最近は特に忙しい。営業数字、コンプラ対応、業務改定対応などなど、一昔前と比べると、断然忙しさは増している。っが、そこは業務職も一緒。業務職はコンプラの根幹を担っている。不祥事の温床となりえる、精算業務、代理店帳簿点検、申込書の不備確認と不備の早期解消。特に不備解消は、総合職の力を借りなければできない時もある。それなのに、力を貸してもらいたいときに限って、総合職は「忙しい」の一点張りで、話を右から左に流しては、自分の「数字管理」のことしか頭にない。またまた、年下の総合職だったとしても、職掌の違いにより強く督促できなかったりする。まさしく男性社会。そんな理不尽さに怒りがこみ上げる。

以上、業務職の職場環境は結構劣悪なのです。この3悪人(上司、同僚、代理店)はすべての人に該当するのではない。ほんの一握りの人たちなのだが、この一部の人の応対がストレスになる。8:2の原則である。2割の心無い3悪人達が、業務職のストレス源の8割を占めているのである。

花が枯れる前に、水をあげよう。
人工栄養素などではなく、澄み切った綺麗なお水を上げよう。そのお水の源泉は、今記事を読んでいる損害保険代理店や損害保険会社の総合職の方々の心に宿る「思いやり」というオアシスだと思う。


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2006年09月26日

損害保険会社の日陰に潜む憂鬱・・・

損調損害保険会社には2大部門として「営業」と「損害調査」がある。昨今の不祥事で、クローズアップされているのは後者の「損害調査」。そこで仕事している人たちの苦しみとは如何に・・・。


本来、損害保険という商品機能は「保険金を支払う」である。また、契約者側も「保険に助けられた〜」「保険に入っていて良かった〜」っと思うのも保険金を受け取った時であろう。そういう意味では顧客サービスの最前線にいるのが、損害調査部門の社員である。だから私個人としては、損害調査とは、働き甲斐のある部門であり、人に誇れる仕事だと思っているのだが、実態はどうだろうか。八方塞で、ハケ口がなく、契約者からのクレーム、損害保険代理店からの不平などに追い込まれ、挙句の果てには、味方だと思っていた社内の営業社員からもブツブツ言われてしまう。
交渉においては「論理」という刀(武器)が大事である。しかし、その論理を使って議論に挑もうとしても、逆に相手(顧客、代理店、営業社員)のへそを曲げてしまうだけだと思い、その武器も矛に納めてしまう次第。とても優しい人種なのである

昨今の「保険金不払い」という問題においても「払いたくなくて払っていなかった」のではなく、「払う必要がないと判断して払わなかった」のである。ではなぜそのような判断を下したのであろうか?それは文書化された約款に従った結果である。もしくは営業社員や損害保険代理店の募集方法(説明の仕方)に問題があり、払えなかったのであろう。

さらに損害調査部門について語らせてもらうと、当部門には多くの職掌(職種)が存在する。正社員、準社員(契約社員)、パートという階層で、総合職、準総合職、業務職、物損アジャスター、医療アジャスターなどなど。異なる職種の坩堝(るつぼ)の当部門における教育体制はどのようなものだったのか?経営者はそこに対して目を光らせいたのであろうか?営業ビイキの企業文化となっている損害保険会社では、中々そのような歪みに気がつくことは難しいであろう。しかし、今は気がついたはずである。
本来、損害保険とは社会的意義深い商品である。その商品機能を司る損害調査部門の社員のモチベーションが下がった状態で、真の顧客志向を達成できることができるのであろうか?損害調査部門の人は繊細である。だから営業社員や損害保険代理店も、内輪の論理で、冷たく当たることなく、仲間意識をもっと持ち、思いやりを持って、接触してもらいたい。不満はあると思いますが、相手側も不満はあるはずです。お互いが一歩歩み寄ることで、事態は変わっていくはずです。

損害保険会社の競争優位性は「損調社員のモチベーション」であるっと言っても過言ではないっと思っていますので。


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2006年09月25日

損害保険業界に飛び交う主張(2ちゃんねるにおいて)

主張主張とは、根拠を明示して行うものである。根拠のない主張は単なる意見であり、そこからは建設的な会話は生まれない。議論のルールを知ってかしらずか、根拠のない主張が飛び交っているのが2チャンネルである。決して批判するわけでもない。損害保険会社の社員による内部体制への不満や損害保険代理店による損害保険会社への誹謗中傷。そして最悪なのが、損害保険会社社員V.S損害保険代理店という口論。それも根拠が隠された血みどろの喧嘩。

本来仲良く、ビジネスパートナーとして協働する中なのになぜ憎みあうのか。お互いが、リアルビジネスでは本音で語れないからなのであろう。また、社員同士でも腹を割れない。代協や代理店会に所属している損害保険代理店同士でもそれができない。
だからバーチャルの場で鬱憤(うっぷん)晴らしをしてしまうのであろう。鬱憤を晴らすことで、精神的に楽になり、生産性高い仕事、創造性豊かな仕事ができるのならOK。しかし、現実そうはいかないでしょう。

スレッドの内容が気になって、興味津々にROM(Read Only Member=主張せずに読むだけの人)している人が多くいます。その数は計り知れないでしょう。根拠のない主張を上から下まで見るだけで満足してしまうのでしょう。しかし、その文脈に「根拠」が出てきたらどうでしょうか。多分、その根拠は、誰かしらの体験談によるものです。嘘ではないでしょう。その根拠にこそ、「真理」があるのかもしれません。

〜〜2チャンネル某スレッドからの抜粋〜〜

736 :もしもの為の名無しさん :2006/09/17(日) 23:19:06
 社員の代理店に対する口の利き方が大柄だ

737 :もしもの為の名無しさん :2006/09/17(日) 23:52:00
 くたばれ損蛇!!!


という一方的な愚痴。ここに根拠を盛込んだなら・・・・(括弧)を注目。


736 :もしもの為の名無しさん :2006/09/17(日) 23:19:06
 社員の代理店に対する口の利き方が大柄だ
 (だって、サービス業の基本は言葉使いであり、その姿勢が大事なんだろ!)

737 :もしもの為の名無しさん :2006/09/17(日) 23:52:00
 くたばれ損蛇!!!
 (俺の顧客の継続率が5%も下がったじゃねぇか!今回の業務停止のせいで)
 (あのお客達は俺が5年間も通いつめて、やっとゲットしたのによ!)


このカッコ内の根拠を見れば、言われている損害保険会社側の社員も何かに気付くでしょう。気付かずに反抗していまう人もいるでしょうが、ただ読んでいるROMの人たちにとっては何かしらの「気付き」があるはずです。些細なことかもしれませんが、感覚が麻痺してしまい、異常を異常と思わない体質になってしまっているからこそ、些細なことでもいいから気付かせてあげることが大事なのでしょう。これは損害保険代理店側にも同様のことが言えるはずです。

こんな議論のルールを2ちゃんねるの管理人さんが盛込んでくれたのなら、2チャンネルのスレッドの中身も企業のマーケティングに活かせそうですね。

この記事における、
私の主張は「2チャンネルでは、根拠を明示しよう!
その根拠は「建設的な会話をするには主張以外に根拠が必要だし!」でした。。


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2006年09月24日

損害保険会社と「官」との違い・・・

yuuseikousay流石、日本郵政公社!日本国立保険会社である(今はもう国立ではありませんが・・・)。損害保険会社は、保険金払い漏れがあり、生命保険会社は配当金不払い・・・しかし、簡易保険では配当金の過剰払いとのこと。官民の意識の違いがまさしく浮き彫りになった。参照記事はこちら。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060920AT3S1901V19092006.html

しかし、ことの本質は、過剰払いなのか、過不足払いなのか、それとも支払い拒否なのかではなく、「なぜ、この時期にボロボロと金融機関による過失公表が後を絶たないのか?」ということである。裏を返せば、以前から実は分っていたが(知っていたが)、「言わなきゃばれないの精神」に則り、言っていなかっただけなのかもしれない。民間であれば、金融庁からの厳しい指導や調査依頼があって発覚したものもあるが、自主的に公表しているケースも多く見受けられる。
推測ではあるが、多分、職員、社員の中で誰か一人は、薄々気付いていたのかもしれない。しかし、巨大組織の駒でしかない当人は、誰にも言えず、言ったところで上司からは「黙っておけ!」っと相手にされなかったに違いない。配当金、保険金支払い問題は、大概が「システム不備」という伝家の宝刀で片付けられてしまうが、実はそんなことは本質ではなく、そこに従事する人間の「倫理」の問題である気がしてならない。

伊藤忠商事・会長の丹羽宇一郎氏は語った、

知と心の交差点には、倫理が宿る。倫理はお金では買えない。
一朝一夕に備えられるものでもない。
情熱と信念というヒューマニズムで、無数の小さな行為を大切にして、
歴史を積み上げていくしかない。そこから倫理が生まれるのだっと。

「倫理」を大事にすることで、システムの不完全性を補えるかもしれない。事故を未然に防ぐ「倫理」こそ、伝家の宝刀であってもらいたい


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2006年09月23日

損害保険会社の膿はいつになったら消える?

おぺ三井住友海上、保険料取りすぎなど数千万円発覚。保険料の払い込みを免除すべきなのにしていなかった事例が224件、一部を払い戻すはずなのに怠っていたケースが539件あった。火災保険では建物の構造の判定ミスで保険料を取りすぎていた。取りすぎや返戻漏れは数千万円単位とみられる。(21日日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060922AT2C2104A21092006.html

このような記事を見ても、もう怒りは込み上げてこない。膿を出し切ろうとする姿勢が伺えるからだ。このようなことが発覚したことは問題であるし、怒りを覚える人もいるであろう。しかし、新生・三井住友海上になるために、膿を出し切ろうとする姿勢に共感できる。契約者、損害保険代理店にとっては「アホバカ」扱いされる記事であるが、顧客志向でこの難局を乗り切ろうとしている、全ての契約者と損害保険代理店に関する「負債」を一気に返済するのであろう。バブル崩壊後、公的資金が注入され、国民に負債を負っていた銀行であったが、同じく水面下で国民に負債を負っていたのである、損害保険会社は・・・。その負債をすべて返済しようとしている。負債には利息は付き物である。利息=社会からの批判と置き換れば、批判の量が加速度的に増える前に、返済してしまおう。しかし、負債はまだまだありそうだ。もしかしたら代理店手数料の支払い漏れ、積立保険の配当金未払いや社員への給与未払い?(ありえない・・・)などなども。

「金融業」の損害保険会社は2006年で最後の年である。2007年からはサービス業としての損害保険会社になろう!

多分、三井住友海上だけではなく、他の損害保険会社も一緒でしょうね。過去の傾向を見ていると・・・。

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2006年09月22日

損害保険業界の「冷静と情熱のあいだ」

冷静損害保険会社は損害保険代理店が大好きである。本当に好きである。
しかし、損害保険代理店は隙あらば浮気をっと考えている。他にベストなパートナーを探している。ただ、損害保険会社も馬鹿ではない。今までお付き合いをしたことがない損害保険代理店のことも常に探している。損害保険会社は情熱的であるが、損害保険代理店は冷静である。損害保険会社は情熱過ぎるがあまり、損害保険代理店に貞操帯をがっちりつけていつ何時も浮気させないように注意深い。そんな束縛をされると、深層心理では浮気をしてみたくなる。別のパートナーの感触を知りたいという欲求や、求愛者の心情を確かめたくなって焼餅を焼かせてみたくなるのである。常に冷静に、自分と相手を客観視している。それが損害保険代理店。ただ、客観視しすぎて、時既に遅し・・・身動きが取れなくなり、損害保険会社と心中を誓ってしまう・・・。でも実は、損害保険会社の方がより良いパートナーを求め、夜討ち朝駆け他の損害保険代理店に対し求愛行動を取っている。


馬鹿な恋愛小説風にしてしまい、申し訳ありません。でも事実だと思います。
損害保険会社の「マーケティング」と言うのは「代理店網」なのです。これは自由化以前、保険業法に縛られ、保険商品、保険価格、広告宣伝が厳しく規制されていたので、唯一、損害保険代理店と言う「流通」を梃子にシェア争いをしてきた。その名残なのです。家電業界で言う、松下電器の「パナソニック」という町の家電屋さんをイメージしてもらえればいいのでしょうか。

複数の損害保険会社と取引がない、もしくはあっても代申会社にガチガチに縦四方固めされていたのであれば、損害保険会社1社としか付き合いすることができない。
もちろんメリットはある。ただ、デメリットはもっと大きい。すべてが系列の中でしか動くことが出来ない。損害保険会社の代理店会に所属したり、ホームページ作成も損害保険会社が用意した汎用ものを利用する。キャンペーンにもお付き合いしなくてはいけない。代理店手数料もすべてそこの保険会社によって決められてしまう。所謂、縦の系列になってしまっている。それを嫌がって、横の系列を求め、情報収集を目的に、地域の損害保険代理店業協会などに所属したり、mixiSNSのコミュニティで損害保険代理店同士で意見交換をする。横の系列のスキーム(仕組み)は唯一、代協だけだが、その代協でもダイナミックな展開をすることはなかなか出来ない。
ぐるなび」というレストランのクチコミ検索サイトをご存知であろうか。全国のレストランを、自分の設定した条件で検索できるサイトである。一方、保険業界において全国数十万いる損害保険代理店を検索するサイトがないというのもおかしい。これは、すべて損害保険会社が縦の系列化をしてしまい、横の系列がされなかった、出来なかったが故の結果であると考えている。

ただ、一人の青年が、その矛盾に気付き「横の系列化」を、独自作成したインフラを提供することで実現させようとしている。上述したレストラン検索サイト「ぐるなび」の保険バージョンを開発したのである。ぐるなびの場合、サイトに載せたいレストランは数万〜数十万のお金を毎月支払わなければならない。しかし、この青年はこの偉業の成果を無料で、損害保険代理店に提供したい!っと言っているのです。まだ立ち上げたばかりのプロジェクトであるが、損害保険業界を革新させる一助となろう志に是非とも協力したい。そして最終的には、当サイトが消費者が自己都合に応じた損害保険代理店を検索できるサイトとして「市民権」を得て、社会インフラになることを期待したい。これこそ消費者志向の取り組みであろう。

「情熱」と「冷静」を持ち合せたこの青年の「志」を皆さんで応援しましょう。

ご興味のある損害保険代理店はこちら↓を覗いてください。
『保険相談相手を探せるサイトの開発日誌』



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2006年09月21日

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itii

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応援ありがとうございました。読者の皆さんには本当に感謝しています。


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損害保険会社に対しては子供の精神で!

kodomo損害保険会社の社員に対しては、子供の精神で対応しよう!って突然ですが、子供の精神とは・・・「なぜ?なぜ?なぜ?」を連発することです
損害保険会社は一生懸命です。一生懸命に考えています。一生懸命に他社との差別化を試みます。一生懸命、自分の業績評価、人事考課のことを考えています。一生懸命、損害保険代理店と協働しようとします。しかし、行動基点は全て自分本位です。

「この保険売ってください」ならまだましで、
「この保険を○○日までに○○件売ってください」っと具体的にお願いしてくることもある。もしくは損害保険代理店の経営問題に発展するところに関与してくる。法人組織の損害保険代理店の経営について本当にプロとして指導できる立場にあるのであろうか?経営マネジメントを学んだ社員がそのような指導をしているのであろうか?疑問である。他代理店との合併を提案することは簡単であるが、合併後のマネジメントの難しさをどの程度分っているのだろうか?多分、経営トップからの伝達されてきた施策をそのまま、自分(担当者レベル)のフィルターを通さずに、損害保険代理店にダイレクトに伝えているのであろう。サラリーマンだから仕方がない。宿命である。だから、損害保険代理店側が知識武装しなくてはいけないのだ。ただ、知識は一朝一夕につくものではない。知識は蓄積あるのみである。そんなときに使えるのが、この「子供の精神」である。

損害保険会社側からのすべてのお願い・提案について「なぜ?」を3回言ってみよう。
3回の「なぜ」を突破できたときは、その営業社員も根つめて、人生かけてお願いしてきているはずである。そのときはGIVE&TAKEしよう。

知識不足を嘆く方も多いが、それは不足しているのではなく、情報が過剰すぎて収集すべき情報の取捨選別ができていないから、必要な情報が身についてないだけなのである。情報マネジメント力も絶対に必要になってくるでしょう。
ぜひとも子供の精神を身につけて頑張ってください。

追伸:
拝啓 損害保険代理店殿

ご存知のように、損害保険会社の社員も大変なのです。ただ考えていないだけではなく、考える時間がないのも事実なのです。正義感が強く、損害保険代理店と一緒に成長しようという志高い社員や課長、部長も多く存在すると思います。実は彼らも、損害保険代理店に対して「子供の精神」で挑みたいのです。つまり・・・

まず、生命保険を売らない姿勢に「なぜ?」
次に、キャンペーンに乗ってくれない姿勢に「なぜ?」
最後に、「握り」の約束に応えてくれなかったに「なぜ?」って(笑)

お互い持ちつ持たれつの関係ですからね・・GIVE&TAKEしていきましょう。

敬具 管理人


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2006年09月20日

損害保険&生命保険業界の崩壊・・・

崩壊本日、あいおい損保の不払い6万件という記事が毎日、読売、その他ラジオにて報道された。消費者、損害保険代理店や業界関係者にとって、これといった動揺はないであろう。毎日新聞では「業績処罰回避困難・・・」っといった論調でもある。今後の動向に注目である。徐々に損害保険業界の信用が崩れ去っていく音が聞こえてくるが、もう一つの業界、生命保険業界の信用も致命的な事件が発生しそうである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000031-mai-soci

19日、日経新聞金融面で「長期傷害保険の節税巡っての波紋」という記事であった。内容は、長期傷害保険は全額損金処理できるという営業の売り文句のもと、法人を主体に販売してきたが、ここにきて国税庁が「全額損金参入は不適当」という見解を示したのである。

営業現場にいる損害保険会社の社員、損保系生保の社員や損害保険代理店はあの長期傷害保険には嫌な思い出があるであろう。私もその一人である。営業時代、法人向け経営者保険や決算対策としての大口生保の提案時、尽く(ことごとく)外資系生保や損害保険ジャパンひまわりに大敗を喫したことがあるからだ。当時から個人的に疑問視していたが、やっと問題になりはじめた。この商品は、外資系の直販社員や銀行系保険代理店がこぞって売った商品でもある。特に、後者は銀行のグループ会社であるという信用力と、取り扱い保険会社数を売りに経営者保険マーケットをごっそり持っていった。この記事を読んでいる損害保険代理店にも苦い思い出があるであろう。日経の記事では、やんわりとした口調であるが、これは必ず大きな問題に発展するであろう。損害保険会社の不払い、支払い漏れ問題は、結局のところ、契約者に頭を下げ、追加保険金を支払えばそれでおしまいである(簡単に言ってしまえばのことですが・・)。
しかし、今回は違う。契約者からの申し出に従い、長期傷害保険契約を契約時に遡って解約することを生命保険会社側が受け付けたとしても、契約者側(法人)には今まで支払った総額保険料が特別利益として発生してしまう。元々、利益の繰り延べ(節税対策)として経営者が検討した保険であったにも関わらず、その機能も全うせずに、お金だけが戻ってきては元も子もない。どうするのであろうか。今後、生命保険会社の「営業手法の是非」についても議論が及ぶであろう。

以前から「銀行窓販V.Sプロ代理店」という構図が出来上がり、今までは銀行窓販や銀行の機関代理店に軍配が上がっていたが、「長期傷害保険」という生命保険会社側の稚拙な商品コンセプトが仇となり、勝者側の信頼は崩れ去るであろう。プロ損害保険代理店にとってはチャンスとなるが、損害保険不信、生命保険不信という逆風が荒れ吹く中でどのように戦略を構築するかが鍵となる。一つのビジネスチャンスが生まれようとしていますが、みなさんはどのように行動されますか???

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2006年09月19日

損害保険業界も愚者の楽園?

orokamono16日の日経金融面に「東京スター銀行・ATM手数料有料化」の記事があった。無料→有料化に走った経緯は愚の骨頂とも言えるほど馬鹿馬鹿しい。他の銀行からの圧力に屈したとのこと。他の銀行、特に三菱東京UFJがアホらしい。銀行すべてがアホらしい。株価向上で、ビジネスモデルに何も変化もないまま、空前の最高益を計上した銀行とは何者であろうか。元々ATM手数料には違和感を覚えていた。東京スター銀行の「他銀行カードでも無料」という顧客志向のコンセプトには共感していた。しかし、他の銀行の考えは違っていた。詳細は記事を参照していただきたいが、顧客志向ではなく、利益志向で、東京スター銀行に圧力をかけ、同行の有料化を導いたのだ。本当に馬鹿馬鹿しい。

すみません。少し感情的に書きなぐってしまいましたが、言いたい事は下記の通り。

・なぜ、顧客志向で頑張ってきた会社が、そうでない会社の論理に従うのか?
・なぜ、金融機関は独自の論理を一方的に押し付けてしまうのか?特に大手。
・なぜ、中小にできるビジネスモデルを大手ができないのか?


銀行業界は愚者の楽園である・・・


さて損害保険業界はどうだろう?
昨今、自動車保険の低等級契約者の引き受けが厳しくなっている。大手損保ではその傾向が特に強い。低等級者は最終的には、共済か中小損保にたどり着き、契約を無事済ませるのである。ここに矛盾を感じないだろうか?矛盾というか怒りのようなものではあるが。面白い事実がある。17年度の東京海上日動社と日新火災社の自動車保険の損害率である。

東京海上日動:64.4%
日新火災   :64.0%


日新火災のほうが0.4%良好である。上記私の理論(中小損保が低等級契約者を引受けているというもの)が正しければ、日新火災社には「事故発生頻度が高い契約者を引受けても、損害率を低く抑えられるビジネスモデル」を有していると考えられないだろうか?しかし、日新火災社は既にミレアグループ。同社が持つすばらしい文化(引受け姿勢)も大手の論理に駆逐されることでしょう。
損害保険会社のビジネスモデルは他の業界と比較するととても難しい。
損害保険金をたくさん払うことで顧客は喜ぶが、払いすぎると経営が圧迫される。保険金と営業利益とがトレードオフの関係にある。「適正な保険金支払い」をすべての損害保険会社が標榜しているが、誰が認める「適正」なのであろうか?それは損害保険会社が勝手に定義した「適正」である。契約者が認めた定義ではない。だから、不満が蔓延しているのである。当問題は一朝一夕に片付くものではないが、損害保険業界が「愚者の楽園」から脱出できることを祈りたい。


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2006年09月18日

損害保険業界は風俗業界と一緒???

2ch2ちゃんねるの「保険業界」にはなぜ、あのようなくだらない話題が多いのであろうか?すべてとは限らないが、大半は不倫、損害保険会社・社員の悪口、損害保険代理店への悪口、社内情報の暴露などである。一見、契約者らしき人からの投稿は多いが、それは保険金支払いに関する不満。要するに、すべてが不満に関することである。私は、損害保険業界を(生命保険業界も含め)「不幸産業」と称していた。人が死んだり、怪我したり、怪我させたり、物を壊したり、壊されたりした時にしか、効能を感じることが出来ないからである。しかし、2ちゃんねるを見ていると「不満産業」と言い換えたほうがいいかもしれない。だから当ブログも開設して3週間足らずで人気ブログとなってしまったのであろう。それだけ情報が不足していて、一部の情報はかなり歪曲されている。何を信じていいのか、何がどこまで本当なのであろうか、損害保険会社社員、損害保険代理店、消費者・・・すべてが不安なのであろう。その不安、不満とも言える感情をどうにかしたくて、2ちゃんねるに投稿してしまうのがユーザー心理であろうか。


私が尊敬する先輩から「2ちゃんねるの書き込みは、保険業界が風俗業界の次に多いんだぞ」と教えてもらったことがある。事実の信憑性は分らないが、納得もできる。私なりに、なぜ風俗の次に多いのかを考えてみた。自分なりの答えは

前受けビジネスだから

である。

お金を払ってから、数分後、数十分後に判明する風俗のサービスと、
お金を払ってから、数日後、数ヵ月後に判明する保険のサービス

サービスに対する消費者からの期待と、現実のサービスとのギャップが大きいから不満なり苦情が発生するのでしょう。これは損害保険代理店が損害保険会社に望む行動と実際の行動との乖離とも同義であろう。情報の非対称性が多い業界ではあるが、損害保険業界の改革程度を測る指標とは何であろうか?

答えは・・・「2ちゃんねるへの書き込み件数の増減」であろう。

テキストマイニングというマーケティング手法があるが、当手法を用いて、良く使われる言葉、単語を探し出し、そこからトレンドを探るなどのことができても面白いかもしれない。2チャンネルは馬鹿に出来ない、面白い媒体でもある。

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2006年09月17日

損害保険会社のHoken2.0時代・・・

web2.0WEB2.0という言葉を聞いたことがあるであろうか?Web1.0を楽天やヤフーなどとすると、Web2.0はアマゾンやmixiなどのネット企業を指す。その他詳細は下記O'REILLY氏が提唱する項目を参照いただきたい。


Web2.0的企業とは
1.費用効率と拡張性の高い「サービス」を提供する
2.独自性があり、データソースをコントロールする
3.ユーザーを信頼し、共同開発者とする
4.集合知を利用する
5.カスタマーセルフサービスを利用してロングテールを取り込む
6.単一デバイスの枠を超えたソフトウェアを提供する
7.軽量な開発モデル、ビジネスモデルを採用する
っと7項目が挙げられ、全てを満たしているよりも、特定の分野において突出しているほうがWeb2.0的企業であるという。正直、金融機関に勤める人間や金融商品を取り扱う業者はこの手の先進的な話題に疎い。ITによる業務革新を謳っているものの、実はこういったトレンドを感じることはなく、ITベンダーやコンサル会社の受け売り程度にトレンドを抑えているだけというのが実情であろう。

そこで、私は昨今の損害保険会社の不祥事を機に損害保険業界にもWeb2.0ならぬ、
「Hoken2.0時代」が到来することを指摘したい。O'REILLY氏の定義をもとに、損害保険業界へ当てはまると・・・

1.顧客志向を徹底し、費用効率が高く、万人受けする保険商品を提供する
2.独自性があり、保有するデータを駆使したマーケティング戦略をとる
3.損害保険代理店を信頼し、共同でマーケットを開拓する
4.社員、代理店の「知」を集合させる
5.コールセンターなど新たなビジネスモデルにより見込み客の掘り起こしをする
6.損害保険代理店だけでなく、契約者へも便利な契約管理等のソフトを提供する
7.金融トレンドを先取りしたビジネスモデルを採用する


これまた独創的発想をお許し頂きたいが、上記項目は、損害保険会社がどのように生まれ変わったかを測定する一つの指標になることは間違いないであろう。損害保険会社の社員が自分が所属する会社を見る場合、損害保険代理店がこれからのパートナーとして選別する場合などに活用できるのではないだろうか。Hoken1.0時代からの脱皮を心待ちしたい。

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2006年09月16日

損害保険会社の銀行代理業・・・

銀行昨日、日経新聞朝刊金融面に「あいおい損保の銀行代理店業許可」についての小さな小さな記事があった。ここでいう代理とは「銀行のために顧客と、たとえば預金契約を締結する役回り」をいう。媒介とは「銀行への申し込みのつなぎだけに役割を限定すること」をいう。たとえば融資契約については前さばきの段階で尽力するものの、契約そのものは顧客と銀行との間で直接締結することになる。銀行代理店業は証券会社と保険会社にまで裾野が広がった。今後、このビジネスをどのように活用するのかが楽しみである。損害保険会社は、ただ顧客を管理しているだけであり、顧客のほとんどが損害保険代理店の顧客である。その顧客に「預金契約」を斡旋するとなれば、代理店とのタイアップが必要となるであろう。
詳細について不明な点が多いので推測の域を脱しないが、今後、損害保険会社や損害保険代理店に様々なビジネスチャンスが到来するであろう。それを生かすも殺すも自社次第。先見を磨き、混沌とした業界を生き抜くための知識武装が必要になるでしょう。


三菱東京UFJ銀行との提携による中小企業への融資斡旋業務の始動も然りであるが、あいおい損保の勢いを感じる。トヨタマーケットにおけるレクサス保険の勝利、昨今の海外進出などなど。以前、ファイナンスの分野で、401K商品を大手損害保険会社がこぞって開発したが、あいおい損保は出遅れていたと記憶している。そういった失敗を生かしての昨今の逆襲なのであろう。

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2006年09月15日

損害保険会社の強烈なCM

CM損害保険会社のCMはワンパターンである。有名タレントを使って、意味の分らないシーン撮影をして、そのとき旬の商品名を連発するだけ。AIDMAの原理からすれば、Aの認知(attention)だけをCMで促している。

でもバンコクの損害保険会社は違う。とても面白い!
http://www.hiroiro.com/entry/898.html

AIDMAのうち、A(認知)、I(関心)、D(欲望)、M(記憶)までに訴求するCMになっている。少し過激なので日本での放送はどうかと思うが、損害保険の商品の認知度を上げるには、損害保険の価値を追求するシーンを多用するのがいいのでは。『損害保険は世の中で一番レバレッジのきく有価証券』なのだから。5万円の有価証券が5億円に化けるようなことはさらさらないであろう。でも、もしあなたが自動車事故で、現役バリバリの医者を殺めてしまったら?もし、あなたが踏み切りに突っ込みJRの電車を24時間止めてしまったら?損害保険会社はとてもすばらしい商品を作っているのです。損害保険代理店はそのすばらしい商品を、誠意を持って提供しているのです。そのプライドを忘れかけていませんか?

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2006年09月14日

損害保険会社のオレオレ詐欺

詐欺少し過激すぎるようなタイトルであるが、趣旨は下記である。昨日の日経新聞金融フラッシュ版に「シニア向け3年満期傷害保険」云々という記事があった。損害保険会社がこぞってシルバーマーケットに参入している。団塊世代の退職金を取り込むための商品であることは容易に推測できる。
しかし、商品は作ってもそれを理解できる消費者側の素養はどうだろうか?特に50歳以上を対象と言うことであれば、なおさら金融商品の理解に労を要するであろう。また、シルバー層にとって今更傷害保険など必要なのであろうか。シルバー層向けの傷害保険料率は高くなっているであろうし、損害保険会社によっては部位症状払などの特約をつけて、日額制を外しているところもある。消費者ニーズとは乖離した、損害保険会社の論理で商品開発がされていると思われても仕方がない。シルバー層にしっかりとモニターリングしたり、意見を聞いたりしてもっと画期的な商品開発をお願いしたい。

冒頭「オレオレ詐欺」を命名したのは、ちょっと論理に飛躍?過剰表現気味?ではあるが、「老人を対象に、巧妙な手口で、大金をだましとる」(とは言っても、損害保険会社の場合、満期金などで返戻金をしっかりと払い戻すので「だましとる」という表現は適切ではないが)行為を称したのである。自動車保険、医療保険に続き、シルバー向けの傷害保険でも説明不足が原因による「保険金支払拒否(双方の食い違い)」が発生すれば、冒頭タイトルも的を得ていることになるであろう。

なお、本コメントは特定の損害保険会社を指してのものではなく、一般論としてコメントしていることをお含み願いたい。

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2006年09月13日

損害保険業界の情報の非対称性

泥棒情報の非対称性という言葉を聞いたことがありますか?「情報の非対称性」とは、情報優位者情報劣位者が存在する、つまり情報格差が存在するという「ミクロ経済学」の一部である。言葉的に少し分りづらいので「情報格差」などが代替語となっているが、この考え方のオリジナルは「保険業界」にある。
保険者は、保険契約者に関する身元や性格、保険引き受けに関する情報など分らない。つまり、モラルリスクを排除できないという問題を抱えていた。その論理からすると、保険者=情報劣位者、消費者=情報優位者である。しかし、時代は変わり、アンダーライティングを強化し、(保険会社間の競争激化で)保険特約が乱発した。
保険会社側が抱えていた問題は、代理店や社員によるアンダーライティング(引受制限)やIT進行による情報共有化により解消されつつある。そして、特約乱開発などの背景もあり、立場が逆転した。情報優位者=保険者、情報劣位者=消費者となった。この構造的問題は昨今の損害保険会社の不祥事事件で明らかになった。構造的問題を解決するには痛みを伴わなければならない。どこかの首相が以前から提唱していたことと同じであるが・・・。その痛みを味わった損害保険ジャパンと三井住友海上の飛躍を期待したい。


保険金泥棒(詐欺)事件を見て「情報の非対称性」について思い出したのであるが、
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060912AT1G1200W12092006.html
「保険金泥棒対策」を考える前に、「保険料泥棒対策」を考えることが重要であろう。

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2006年09月12日

損害保険会社の駐在員に求められるものとは・・・

駐在員9月2日〜10日まで欧州ベルギーを訪れていました。当地で大手損害保険会社の駐在員と会う機会があったので、色々を質問をぶつけてみた。そのやり取りから、損害保険会社に就職を考えている学生向けに情報を発信しようと思う。



駐在員に求められるスキル

その1.セルフコントロール
その2.社交性
その3.ストレス耐性


上記はMUSTとしての項目。他にも備えていれば望ましいWANT項目は下記。

その1.語学
その2.営業経験


なぜMUST項目がこの3つなのか。やはり日本人は島国育ちで異文化を受け入れることになれていない。環境変化による精神への影響は大きい。その影響を軽減させるのが、楽しみを作る能力、楽しむ心、楽しみを求める行動、そして楽しめないときに我慢ができる精神力。何だかんだ言って、仕事の生産性はスキルより精神的状況によること場合が多い。精神的安定があってのスキル活用であるからだ。だから、語学や営業経験などスキルは後付になる。

どんな業種でも、学生にとって、もしくは会社員にとっても「海外駐在員」とは高嶺の花であり、人生においてそれを目的化してしまう。目的達成するために、WANT項目を強化しがちであるが、長期的スパンや当地での生活や期待できるパフォーマンスなどを考慮すると、MUST項目を高めるための努力を第一義とすることをお薦めしたい。

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2006年09月11日

損害保険会社のプロモーション活動

アフラック「金融機関のCM」と言えば、生命保険会社がすぐに思い出される。損害保険会社のCMは記憶にあるだろうか?インパクトのある芸能人、例えば、SMAP、上戸彩、黒木瞳などがイメージキャラクターであることは分るが、内容までは思い出せないのが普通である。内容に関しては生命保険会社も損害保険会社も大差はないが、露出度(広告頻度)はまったく異なる。生命保険会社の方が圧倒的な数字を誇っている

なぜだろうか?以下、あくまで私見なのでその点お含み願いたい。


生命保険は一般的に終身や保険期間が長い。
損害保険は1年更新が多く、保険期間が短い。

すべてはこの商品特性の差にあると思う。生命保険は保険期間が長く、消費者が自発的に切り替えようとするタイミングはほとんどない。だからPUSH的な営業が必要であり、生保外交員を多数雇用している。PUSHをする際も、事前に潜在ニーズをCM広告などで喚起しておかないと外交員が大変だからだ。

反面、損害保険会社はどうだろうか。損害保険、特に自動車保険は毎年一回は更新のタイミングがある。最近では2,3年と契約期間を延ばし顧客の囲い込みをしているが、大半はまだ1年契約である。つまり、生命保険と違い、更新時期を毎年1回迎えることで、損害保険に対するニーズは顕在化しているのである。損害保険会社もCMをたくさん打てば、その分認知度も高くなり、多方面でメリットを教授できるだろうが、その対価を測定することは難しい。広告経費が発生する以上、その対価を株主などに説明する義務も発生する。外国人投資家が40%以上いれば、その苦労は倍増する。

このように商品性質の特異性、消費者心理の違いや経費に関する考え方が広告戦略の違いを生み出していると考えている。他にも要素はあると思うが、この素人発想も間違ってはいないであろう。

ちなみに、AIDAM(アイダマと呼ぶ)の認知、関心、欲望、行動、記憶という消費者心理についてはご存知だろうか。宣伝、広告も消費者の購買行動におけるどこに焦点を当てるかでその内容も変わってくる。会社イメージを醸成したいのか、商品認知をさせたいのかなどによって違ってくる。損害保険会社の場合、各社戦略色は異なるが、会社イメージを優先させているように思える(損害保険ジャパンはネット広告などを多用し、商品認知の努力を一番している会社であると思っているが)。損害保険会社による商品認知や消費行動を刺激するための過剰な広告宣伝は、損害保険代理店にとっては待っていても仕方がない。なかなか現実化しないであろう。そこで損害保険代理店側から仕掛けてみてはどうだろうか。日本損害保険代理店業協会などの業界団体もしくは個人での広告なども検討してみても面白いであろう。今後、マス広告やセグメント広告として期待されているのが「ワンセグ」。携帯でテレビが見れるようになるが、テレビ局側からしてみればその際の収益源となる「ワンセグによるCMビジネスモデル」はまだ不透明な状態。テレビCMと言えば、大手(保険会社)のテリトリーであったが、今度の新しい媒体はスモールビジネスサイド(代理店)のテリトリーになったとしたら面白い。Web2.0時代、ロングテールという2:8の原則が崩れつつある中、不可能ではない話だと思う。

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2006年09月10日

損害保険会社の品質は、業務職の能力で決まる

業務職損害保険会社の品質、格はすべて「業務職」で決まるのである。業務職という言葉が初耳の方もいらっしゃるだろうが、昔でいえば「一般職」という名称だった職掌を指す。昨今の損害保険会社は「男女平等の精神」を訴えるためか、それとも女学生からの印象を浴するためか、呼び名を変更しているのである。



この業務職の力量如何で、損害保険会社の格は決まるのである。しかし、損害保険会社の業務職で、このように感じている人は少ないように思える。なぜか???
こんなことをいう人が周りにはいないし、そんな風土も育っていない。もしくは、損害保険会社は「男性社会」と根っからあきらめてしまっている業務職が多いからではないだろうか。

損害保険代理店、顧客からの電話等の第一次対応をするのは、決まって業務職である。電話越しの声のトーンやちょっとした言葉遣いで、サービスが決まるのである。スカンジナビア航空の前社長・カールソンが言った有名な言葉。

「真実の瞬間」

これは、どんなにすばらしいサービスを行っても、顧客の評価は最後の15秒間のサービスで決まるという含蓄のある言葉である。電話越しでの最後の15秒間が全てを決める。そこで損害保険会社の格が決まるのである。業務職の対応は、電話だけでは終わらない。色々な業務がある。それらの業務をしっかりとこなせる能力が求められている。では「しっかりとこなす能力」とは何か?常日頃、言葉のマジックで終わらしてしまうのがビジネスマンの性であるが、あえて定義するのであれば、

1.相手の目をしっかりと見て発言する社会性
2.物事を見るきめの細かさ
3.相手を慮り、自分を疑える人間的器量
4.正しいと確信するものを実行する決断力
5.途中で投げ出さない完遂力の知的スタミナ


であろう。

これは業務職に限った話ではないが、日々忙しい業務の中で忘れてはいけないものとして、覚えてもらいたい。これのコメントを見た損害保険会社の業務職の方がいれば、是非とも感想を頂戴したいところである。

また、損害保険会社に勤務する男性社員にも考えてもらいたいところでもある。
はたまた、損害保険代理店の方々には、厳しい目で、時に優しい心をもって業務職へ接してもらいたいとも思う。個人的な意見なので賛否両論はありますが・・・。

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2006年09月09日

損害保険会社は建設業界と同じ構造・・・

建築損害保険業界のバリューチェーンについて考えてみた。バリューチェーンとは仕事の流れ(プロセス)などを指す場合に使うことが多いのであるが、私なりの見解は次のとおりである。



法改正等マクロ環境の変化 → リスク検討 → 商品コンセプト開発 → 商品化→ 営業プロモーション → 代理店への説明 → 代理店による契約手続き → 事故対応等のアフターサービス

項目間のレベル度合いが少し違う?違和感があるが、ざっくりとこんな感じであろう。

そこで何を言いたいのか。タイトルをもっと噛み砕いて説明すれば下記のようになる。

仕事の上流にいる大手ほど大幅なマージンがあり、下流に行くほど小幅なマージンになるという建設業界の構造が損害保険会社でも当てはまるっと言いたかったのである。

損害保険商品の種類にもよるが、損害保険を販売した際の手数料は5%〜25%程度であろう。平均すれば10%くらいであろうか。夜討ち朝駆けで顧客のもとへ出向き、数分から数時間かけて商品説明をし、事故が起きればその対応もする。はたまた、損害保険会社の社員の対応が悪ければ、損害保険代理店に苦情が来る。損害保険会社の都合によるキャンペーンに乗せられて、好きでもない保険商品を販売する。仲がいい損害保険会社の社員から「○○商品を○件、今月中にお願いします!」なんて無理なお願いを聞かざるを得ない。損害保険代理店から損害保険会社に事務的な?ちょっと無理なお願いをしようものなら、その代わりのお土産(対価)をねだられることに冷や冷やする。将来の代理店ビジネスの拡充を考えて乗合申請を代申の損害保険会社にしても、なんだかんだの理由をつけられて拒否される。

こんなストレスフルで、割に合わないビジネスを請け負わされているのが損害保険代理店である。昨今の不祥事が契機となり、損害保険会社の内部管理体制などのずさんさが露呈したが、その飛び火が損害保険代理店にまで及んだ。
「損害保険代理店がちゃんと顧客に商品説明をしていないからだ!」
「損害保険代理店の指導や教育をきちんとやらなければならない!」っと。

反対の立場からすれば、
「たかが10%しかもらえない下請けビジネスにそんな一生懸命やれるかよ!」
という声が聞こえてきそうである。損害保険代理店が、プロとしてのオリジナリティーがあり、顧客志向の仕事をコンスタントに生み出していくためには、川上に君臨する集団の給料を削り、川中、川下へ配分することが先決ではないだろうか

ここでいう「川上」とは、部長、課長レベルの指示をだすことだけが仕事の人々。
ここでいう「川中」とは、日々、不安な気持ちを抱きながらもあくせく、自分のために、代理店のために働いている営業、損調の総合職、業務職の社員。
ここでいう「川下」とは、損害保険会社の論理に従わざるを得ない、損害保険代理店。

損害保険会社の社員、損害保険代理店ともに、メリハリのある給与、手数料体系にすることも損害保険業界にとっては必要なことではないだろうか。

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2006年09月08日

損害保険会社のマーケティング力

個人2あいおい損保が顧客情報を流出したという記事は記憶に新しいであろう。損保ジャパン、三井住友海上など大手損保も委託会社が紛失したりという事態を過去に起こしているので、この手の記事に目新しさは感じない。
そこで今回は、他の企業なら非常に欲しがる個人情報をどの程度マーケティングに活かせているのか、考えてみたい。
【あいおい損保に関する記事】
http://it.nikkei.co.jp/security/news/privacy.aspx?ichiran=True&n=MMITca590502022006&Page=2

顧客情報をマーケティングに活かしている企業として浮かびやすいのはアマゾンであろう。Web2.0時代の代表的企業として取り上げられているが、彼らのone-to-oneマーケティング力はすごい。かつ過去の購買履歴をうまく活用してクロスセル手法とメール広告によるプッシュ手法には圧巻である。では、損害保険会社はどの程度個人情報を利用してのマーケティングを実践しているであろうか。もしくは、損害保険代理店に対してどのようなマーケティング手法を享受しているだろうか。答えはno。何もできていないというのが正しいと思う。一部、外資系損害保険会社では実践されているようであるが、産業全体としてはまだ模索中である。
4Pのうち、規制によりPlaceを残して他のPrice、Promotion、Productはまったくと言っていいほど工夫の余地がなかった。だから、損害保険会社は代理店=Placeマーケティングに血眼になり力を入れていたのだ。だから、顧客情報を利用しての商法などあまり考えたことがなかった。ダイレクトマーケッティングと言う言葉がはやり、一部の損害保険会社では実践されていたみたいだが、著しい成果が上がったとの報告はまだ聞いたことがない。

持たざる経営」という言葉を聞いたことがあるだろうか、不要な、手に余った不動産は持たず、スリムなバランスシートで経営することを指す。これは減損会計、時価会計の導入により起こったブームであるが、個人情報という資産も同様だと思う。使い道が分からないのであれば、持たないほうがいいだろう。上述した事件を発生させるだけのリスクに過ぎないからだ。この問題は損害保険会社だけではなく、他の金融機関も一緒であろうが、このような事件を対岸の火事と見ず、本質を考えて経営をしていくことが望まれていくのであろう。記事を見ての雑感であるが、非常に多くのことを考えさせられた。

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2006年09月07日

損害保険会社の社長に求められる精神

tessyu9月2日の毎日新聞の記事で、明治安田生命の松尾賢治社長が、新生・明治安田生命の出発の誓いという精神で、駅前ティッシュ配りをしたとの記載があった。新商品販売もあいまってのPR活動らしいが、大企業の社長自らがティッシュ配りなどしているところを見たことがあるだろうか。

そんな精神に私はとても感動した。損害保険会社は複数社業務停止の処罰を受け、巷ではこれからも業務停止を下される損害保険会社が出てくるとも噂されている。損害保険会社に求められていることは何であろうか?
3つ挙げるとしたら?

1.消費者から選ばれる商品作りの組織体制
2.損害保険会社に属する社員の心持の変革
3.損害保険会社の経営陣の真摯な対応

であろう。特に、3については厳しい目で、損害保険代理店や株主、特に社員が見ていることだろう。明治安田生命の松尾社長のような対応ができるか否かで、同じことを求めているのではないが、同様の真摯な対応で、消費者への誓いを見せることが大切なのであろう。個人的な見解だが、国内の保険会社でもっとも将来性があるのは明治安田生命だろう。彼らの動きに乞うご期待である。

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2006年09月06日

損害保険会社の給料ってどうなの?

給料この手の話は、損害保険代理店や損害保険業界に興味をもつ学生、それとフライデーなんかで掲載されている給与に関する記事の信憑性を問う人にとっては興味深いとこであろう。



私は入社して7年目であるが、確かに給料は高いと思う。大学時代の友人と給料の話など出来ないし、他の金融機関の同世代の人と比べても高いほうだと思う。ただ、ここで注意しなければいけないのは2点。

「可処分所得額」「どこのだれのどんな人の給与」なのかということ。

まず前者について。
可処分所得とは、FP上のものではなく、自分の好きなように使えるお金と捉え直してほしい。損害保険会社はあらゆる会社とつきあいがある。そのためあらゆる会社から商品購入の依頼がある。商社を称する場合「ラーメンからロケットまで」というが、損害保険会社の場合「消しゴムから自動車まで」と言える。とにかく、仕事上、取引業者の販売強力をしてあげないといけないのである。お歳暮、お中元を特定業者で買う、車検は通せず新車を3年ごとに購入する、もちろん保険は自社に加入する。それも通常の人が加入する2,3倍程度の保障(補償)と保険料で。営業社員は特にそう。だから、給料がいいのは、当たり前なのである。お得意先の商品を買い上げるためであり、自社保険加入して自社に払い戻すための「お金」でしかないのであろう。たとえ額面で50万円入ったとしても、手元に残るのは20万円だとしたら?それも支出したお金は欲しいものではなく、不要なものを購入するのに費やしたのであれば悲しい限りである。


そして「後者」について。
よく、○○損保、○○海上、大手と中堅、営業と損調で給与の良し悪しを比べるが、その場合は必ず、対象者の「年齢」「浪人・留年暦」「社歴」「肩書き」「社内評価」を考慮しないといけない。もし、あなたの周りに東京海上日動と日新火災に勤務している友人がいたとしよう。平均給与は流石に最大手社のほうが上であろうが、仮にあなたが入社したところで、平均的な社員になれる保証はない。もし、この友人が、出来の悪い東京海上日動の社員と、人事考課トップの日新火災の社員であったなら給与額は逆転しているであろう。ちょっと極端な例であったが、こう表現したほうがいいだろうか、業界2番手の損害保険ジャパンの平均的な人の給与より、日本興亜のトップの人の方が給与が高いというのは現実味があるのではないだろうか

なので、自分に自身がない人は最大手社になんとか頑張って入社した方がいいかもしれませんが、実力主義が浸透し始めている今日においては、そんなことは気にせずに、自分の肌に合う会社を選ぶことのほうがいいでしょう。実力に応じ、給与額は高くなりますからね。

長々と書いてしまいましたが、このような数字のトリックがあることを肝に銘じておくといいのではないでしょうか。

ちなみに、某大手社の入社8年目、年齢30歳の社員の平均給与は約910万円です。
(→これは浪人・留年をしていない社員で、かつ普通に昇進した人のデータです)

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2006年09月05日

損害保険代理業の新たなビジネスモデル

o-ru情報サイト運営のオールアバウトが独立系FPを組織化した中立専門家集団を作り、消費者へのアドバイス業務及び金融商品販売の代理業を始めるらしい。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/release.aspx?ichiran=True&i=139379&Page=1


ebata記事の中に『中立的な立場で金融サービスを提供することにより、本当に自分に合った金融商品を探せる機会を創り、ユーザのこだわりを満たします』とあるが本当に実現可能なのであろうか。FPと言えでも、相談者に商品を提供し、契約が成立すれば、生命保険会社、損害保険会社からコミッションをもらうことになる。正しくは、オールアバウトが運営する会社に一度入金され、それがFP達へバックされるのであろう。
ここでいう「中立」の定義って何であろう?
それ次第では今までのビジネスとはあまり変わらないと思う。FP協会もFP達を束ねたサイトは作っていたし、ネット上での質疑応答などのコミュニケーションもされていた。僕が思う、「中立」とは、@コスメのような、メーカー側にまったく属さない、消費者とメーカーの仲介役であり、儲けの仕組みが、商品販売からの手数料ではなく、広告収入などといった別の事業に求めることであると思う。

しかし、現状そんなことをやっても成功するとは限らない。保険代理店業にとって、唯一難しいのはどのように中立性を保つかである。損害保険会社はチャネルマーケティングとして囲い込みをしてくる。それに対してどう代理店が対応するかだ。損害保険会社が運営する代理店組織に属し、当該損害保険会社へのロイヤリティーを高め、その保険会社のために商品販売するのか、それとも、一定の疑問を感じ、多くの損害保険会社と乗り合い、顧客へは固定した損害保険会社ではなく、全社の見積もりを提示するのか。後者のほうがより「中立性」を高め、が顧客からの信頼は得やすいと思うが、現況はどうであろうか。

「中立性」という意味を真摯に追求しない限り、オールアバウトのビジネスモデルは斬新なものでもなく、今までの延長上のビジネスモデルに過ぎないと思われる

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2006年09月04日

主力商品を失った損害保険会社の生きる道

大砲三井住友海上は主力商品を失った。無期限での医療保険販売停止という重い処罰を金融庁に下されたからだ。この事実をどのように受け止めたらいいのだろう。受け止め方は千差万別。





1.なくなって良かった
2.これからどうしよう
3.もっといい商品が生まれてくることを待とう
4.他社商品で代替できるし困ることはないさ
5.これで念願の損害保険代理店開拓ができるぜ
6.お客さまに申し訳ない
7.私の医療保険は大丈夫なのかしら?
8.このVIVという商品は本当に保険金が払われるのであろうか?
9.株価はどうなるんだよ!
10. この会社に就職してもいいのだろうか?

損害保険会社社員、損害保険代理店、お客さま、投資家、就職活動の学生などなど様々な思惑があるだろう。

ただ、業界は違えど、主力商品を失った企業など山ほどあることを忘れてはいけない。その企業はただジリ貧を迎えていただけか?というとそうではなく、立派な業績を残している。卑近な例を挙げれば、吉野家である。牛丼BSEという自社ではどうしようもできないマクロ環境の影響により、「牛丼販売停止」に追い込まれた。牛肉輸入再開の関係者団体、消費者団体の声もお国には届かなかった。まぁ米国のずさんな管理体制にも非があるのだが。ただ、吉野家は負けなかった。テナント大家に慈悲を請い賃料を下げてもらった。豚丼を販売し、メニュー強化も図り、今までの吉野家からは考えもつかなかったメニューを続々とリリースした。そういった行動の裏側には、血のにじむような社員の努力があったのであろう。その結果、2004年度は業績は落ち込み減益にはなったものの、翌年2005年度は売り上げが下がりながらも増益した。


三井住友海上も立派な企業である。各論では否定される方もいるであろうが、総論では大方賛成していただけるであろう。チャレンジャーとして果敢にリーダー企業に挑む企業行動は、業界全体に価格引下げを誘導し、商品開発の競争を激化させ、より良い商品を生ませる。それによって消費者は利益を得る。これはいわゆるアダムスミスのといた資本主義社会市場の原理神の見えざる手・・・によるものである。独占された業界にはイノベーションは起こらない。寡占であるからこそ、下克上を狙った企業がイノベーションを起こそうとし、努力する。そう、アサヒビールのように。


三井住友海上は合併以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで増収していた。7.10事